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第43期囲碁名人戦 その1

しばらく囲碁のタイトル戦がお休みなので、思い出に残るタイトル戦を紹介します。

今でこそタイトル戦の封じ手予想をする程、タイトル戦を見るようになりましたが、学生時代はそこまで観ていませんでした。

当時の囲碁界は、今の井山大三冠(名人・棋聖・本因坊)の一強時代で7大タイトルを全て独占するという無双状態でした。

タイトル戦を観るたびに悉く井山大三冠が勝利するので、正直ワンパターン感が否めませんでした。

2018年になり、許十段が碁聖を奪取し七冠の牙城は崩れましたが、井山大三冠はまだ6つタイトルを持っていました。

特に、名人・棋聖・本因坊の3大タイトル戦は強く、2018年も本因坊、棋聖の防衛に成功していました(そして本因坊は10連覇、棋聖は9連覇と今年も防衛に成功しています)。

そんな中、名人戦リーグを全勝して挑戦者に内定したのが張栩九段でした。

張栩九段はコウの張栩と呼ばれるほどコウに強く、元々名人のタイトルを所持していましたが、2009年に井山大三冠に奪われ、最年少の名人誕生を目の当たりにしています。

今回は10年の時を経て、張栩九段が井山大三冠に挑戦にリベンジする機会を得た第43期名人戦のお話です(続く)。

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