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第43期名囲碁人戦 その2

約10年ぶりにリベンジの機会を得た張栩九段でしたが、開幕で2連敗してしまいます(七番勝負なので、先に4勝した方がタイトル)。

2局目は終盤に井山大三冠のミスが出た直後に、張栩九段にミスが出てしまいました。

「やはり今年も井山さんが防衛か」「1つくらい張栩九段勝たないかな」

私を含め、仲間内では井山大三冠が圧倒的に有利だと考えていました。

3局目で張栩九段が一矢報いて、スコアを1勝2敗としました。

4局目からワクワクして見ていたのを覚えています。

次勝てば、もしかしたら井山大三冠を倒せるのではないかと…

しかし、張栩九段を悲劇が襲います。

なんと趣味のボルダリングの最中に足を捻挫してしまったのです。

その影響もあってか4局目に敗れ1勝3敗となり、カド番に追い込まれます。

(続く)

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