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「もしもタイムマシンがあったら」

大好きな本
有川浩さんの『図書館戦争』シリーズ

その中の『別冊 図書館戦争Ⅱ』の
第1章のタイトル、です。はい

私はキモいオタクなので
副隊長が好きなんですよ
わかりませんか???

豪快で行動力に溢れるが
その行動による迷惑は考えない隊長

そんな隊長に信頼され
いつもその尻拭いをする副隊長
そのポジションのキャラにいつも惚れてしまう

「もしもタイムマシンがあったら」
はそんな緒方さんというキャラクターに
スポットライトを当てたお話

簡単に説明しますと

「本を一方的に検閲して差し押さえる良化特務機関に配属された緒方。そのことを作家である恋人に言い出せず月日はすぎる。しかしある時にそのことが恋人に知られ、恋人は別れを選んだ。この出来事がきっかけで緒方は仕事を辞め、その敵対機関である本を守る『図書隊』に所属することとなる」

図書館戦争において
緒方に焦点が当たるのはこの章だけ
それ以外では

「隊長に振り回される苦労人」

としてしか描かれません

そんな中で
私の心に強く残っているセリフがあります

「そうか。俺は愚かだったのか。その代わりとして、これから俺は君を失うのだ」

いや〜〜〜いいセリフ
どうしようもない目の前の現実と
それでも受け入れられない感情

ああ〜〜いい

さてと。オタクはここまでにして

タイムマシンがあったら
皆さんはどうしますか?

私は使いたくないです
未来にも過去にも行きたくない

ラプラスのパラドックスにより
タイムマシンが作れないことは
科学的に証明されているとか
そんなことを言う人には
痛いタイプのデコピンします

これ

私はそもそも現在だけで精一杯

過去も未来も
振り返る暇も双眼鏡を覗く余裕もありません

後悔はたくさんあります

電車に飛び込んだ彼から
2日前に来た飲み会の誘いを断ったことだとか

祖父と一度もお酒を一緒に飲めなかっただとか

大学生活でもっと挑戦をすればよかったとか

居酒屋のアルバイト中に酒を飲みながら接客をしなければ、店長から恫喝されることもなかっただとか

知りたい未来も

就活はうまく行きますか

両親は健康に長生きできますか

私の大好きな人たちは笑って過ごせますか

リボ払いは完済できていますか

私の肝臓はもしかして
もうやばいのではないですか

でも結局知ったところで何も変わらないだろうし

後悔を背負って生きていくことを決めているから
その後悔がなくなったら、私はうまく歩けなくなってしまうかもしれない

たくさんの後悔も
不安も楽しみも全部全部
私に欠かせないもので
そのためにはタイムマシンがあっても使いません

でもクレジットカードだけ利用履歴消したいから
タイム風呂敷が開発してくださいませんかね
どなたか、そなたか


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