今週のジャンプ__1_

週刊少年ジャンプ2018年42号まとめ

皆さんこんにちは。今週のジャンプ、読みました?

今週の42号(2018年9月15日発売)と来週の43号(2018年9月22日発売)は発売日が土曜日になっています。ぜひお間違えのないように。
それでは2018年9月15日発売の今週のジャンプのまとめに入ります。

今週の表紙は2大新連載の『思春期ルネサンス!ダビデ君』『ジモトがジャパン』です。どちらもギャグ漫画の次期代表格として期待されているようです。

そして今号では長らく親しまれた『銀魂』が連載終了となりました。以前より連載終了が告知されていた『銀魂』がどのような最終回を迎えたのかは(すでにネットニュースやSNSでは話題になっていますが)、ぜひジャンプ本誌を読んで確かめてほしいです。

私が今週の読者アンケートに投票したのは、
『鬼滅の刃』
『呪術廻戦』
『アクタージュ act-age』
の3作品です。

今号の『鬼滅の刃』のラストはまさに衝撃の新展開。ですが、連載当初から積み重ねた「鬼の人間らしい一面」と、刀鍛冶の里編前後で描かれた「人間(鬼殺隊)と鬼の共通点」など「鬼とは何か/人と何が違うのか」という謎に繋がる物語をこのように発展させるのか!と感心しました。

『呪術廻戦』の扉絵ページを見た瞬間に「ああ…」やるせない声を出した読者は何人いるでしょうか。今週圧巻だったのは、主人公虎杖の感情の描写と、作品の主題である「呪い」という存在の描写。虎杖の表情は芥見先生の細い線を多用するタッチで鬼気迫る感情を表現しています。そして見開きで描かれた「呪い」の表情はどうしようもない程の説得力を発揮しています。

『アクタージュ act-age』の見所は今号冒頭ページの演技シーンです。千世子からヒントを得た夜凪の神秘的な演技が絵に表れています。そして意外な展開となったのは、才能に恵まれない星アキラに焦点が当たっていること。星アキラの活躍によって、この作品の表現する役者観がより魅力的になることを期待します。

そしてアンケート以外に注目した作品は『約束のネバーランド』。この作品は連載当初カズオ・イシグロの『私を離さないで』のようなSFをモチーフとしていましたが、同時に別冊少年マガジン連載の『進撃の巨人』を彷彿とさせるファンタジーも取り入れていました。今号ではSFファンタジーを同時に取り入れた世界観を画力によって魅力的に描き出しています。今号で登場した鬼の世界に遺された寺院の描写は、中央アジア〜南ヨーロッパ風のキリスト教とイスラム教の寺院建築をモチーフとしながら、神秘的な雰囲気を感じさせる説得力を表現しています。冷徹なSF展開と鬼との激しい戦いを描くバトル展開、そして神秘的なモチーフを扱うファンタジー展開を軽やかに行き来する画力は本当に素晴らしいと思います

以上、週刊少年ジャンプ2018年42号まとめでした。
来週はなんと、待ちに待った『HUNTER x HUNTER』の連載再開!そしてなんとその『HUNTER x HUNTER』を抑えて、大人気の『呪術廻戦』が表紙巻頭カラーという大注目の情勢です。

また、次の2018年43号は9月22日と、今週の42号から連続して土曜日発売となっております。皆さんお間違えのないように。

それでは来週またお会いしましょう。