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【詩】海の底の神様

わだかまりはあった

微かな希望もそこにはあった

純白の振る舞いに

嫋やかな笑顔

女の園に彼女はいた

遊泳する秋刀魚の群れの片隅に

発行した桃色の鶏冠を持つ美しい笠碁

”サクラメントでの振る舞いが後々に響くのよ”

先輩海月の言いつけを肩透かし宙に舞う

本当は宇宙なんてどこにも無かったのにさ

世俗的な人間なのよと不意に交わし

咲き誇る珊瑚礁の影で紅のキスをする

本当がないことだけが本当なの

神様は言った

海の底の神様は

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