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柏木の短い読書感想文『伊藤幸司/激ヤバ』

久々の本のレビュー。

今回は前から読んでみたいと思っていた本です。

お笑いコンビランジャタイのツッコミ(とまどい?)伊藤幸司さんの自伝エッセイ『激ヤバ』をお送り致します。


この本、一言で表すと・・

″ここに書かれてることは実話なのか・・?と疑ってしまうほど濃い伊藤さんの人生記″

独特な髪型、黒ずくめのファッション、赤い靴、そして端正な顔つき。

独創的な見た目と空気を醸し出しているにもかかわらず、コンビとしての立ち位置はツッコミ。相方の国崎さんが繰り出すシュールなボケにちゃんとツッコミつつ戸惑ったり、時に共感したりといろんな表情をみせて漫才を成立させる。

そんな謎多い伊藤幸司さんの本。伊藤さんの日記という感じが強く、言葉の使い方がとてもやさしく可愛らしく、フワフワフンワリした印象です。

しかし内容はバイオレンスであったりホラーであったり、たまに「死」を垣間見たりするのでギャップがすごい。

この本に登場する人物は伊藤さん本人もふくめて皆変な人ばかり(笑)

そんな彼らが事件に巻き込まれたり、事件を起こしたり、面白くもあり恐怖にも感じる。あまりにも非現実的すぎて実はこの『激ヤバ』はランジャタイ伊藤の空想の話を本にしたものじゃないのかと疑ってしまった・・。

でも本に登場する人物や起こった事柄はネットで検索すれば実在するのだから面白い。

そして、タイトルにもなってる『激ヤバ』にまつわるエピソードは涙あり笑いありとランジャタイらしいお話でお気に入りのエピソードの一つです。

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