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弁護士を探す

辞める辞めない、訴訟を起こす起こさないに関わらず、
弁護士への相談はしておいて損はないと思います。

弁護士にあなたの望みを伝え、
どのような選択肢があるかをよく聞いて、
自分に合った方法を選択してください。

労働訴訟専門の弁護士を探す

でその弁護士ですが、
必ず『労働問題を専門としている』もしくは『労働問題に特に力を入れている』弁護士にしてください。
その中でも訴訟経験(裁判経験)の豊富なかたが良いです。

私は訴訟は今回初めての経験ですが、
弁護士が労働訴訟専門でないと、戦い方の細部が甘くなりそうだと感じています。
実際に裁判を行ったとして、その判決の見通しがどれだけリアルに立てられるかや、その上での対策や主張の組み立て方、証人尋問での有利な進行の仕方・有利な証言の引き出し方などは、過去の判例などでよほど勉強されているか、裁判の経験が豊富でないと見落としができると思います。
要は使える引き出しの多さと、普段から使い慣れてるかどうかです。
それは裁判が進行するにつれて、準備を進めながら感じてきたことなのですが、最初に弁護士を探す時から違いは感じていました。

私は最初、何も分からず手当たり次第に探しました。
するとまず、ほとんどの弁護士がそうだったのですが、かなり反応が悪いのです。
「難しいですね、、」
「それだと勝てない可能性が高い」
「99%の人は復職できないのが実情です」
「訴訟はやめたほうがあなたのため」
などと、エネルギーが枯渇してしまいそうになるようなことを言われ、本当に落ち込んで、諦めそうになりました。

「99%の人は復職できない」っていうのも、
嘘ではないのですが、かなり誤解を与える言い方なのです。
会社との間で何らかの形で労働訴訟が発生した人のうちで、裁判をして、会社に復職できる判決を得、実際に復職した人が100人中1人だというだけの話なのです。
その中身は、交渉だけで解決した人や労働審判で解決した人、解雇無効の判決を得ても復職しなかった人が多いだけで、「99%裁判に負けるよ」という意味ではありません。
しかしその弁護士は、案件を受けたくなかったのか、あるいは裁判はやらない方がいいと思って、こちらに諦めさせるためにそう言ったのでしょう。

裁判などやらない方が早く幸せになれる可能性があるし、経済的な損失も負わなくて済みますからね。

ここは私の素人推測ですが、
労働訴訟専門でない弁護士はおそらく、
専門じゃないからちょっと聞いただけでは勝てるかどうか見通しが立たない。
勝てなかった場合、得られるのは着手金のみ。
そうすると大変なばかりで全く利益にならない。
そうでない場合でも、相談者もそんな会社には戻らず良い会社に早く就職したほうがいい。
などと考えてるのではないでしょうか。

話を戻します。
労働訴訟専門の弁護士さんであれば、
どのような形で収束できるか、どんな可能性があるか、
きちんと見通しを示してくれると思います。
難しいにしても、どう難しいのか、どのくらいなら可能性があるのかなど、ちゃんと話してくれないと納得できませんよね。
無料相談に出向いて行って、ある程度の見通しを示してくれる弁護士さんに出会えるまで、諦めずに探しましょう。


私は いま代理人をしていただいている弁護士さんと初めて電話でお話しした時、「よっしゃ!」ってガッツポーズしちゃいました。
いい弁護士さんに出会えて、途端に生きる気力が湧いてきました✨
5分も話さなかったと思いますが、即決です笑

その後無料相談を受けてお話ししたときも、
話の内容が明確で、勝てるかどうかは裁判官にもよるから明言できないとは言われたものの、私には充分明るいものでした。
他にもリスクはどうしてもありましたが、そこは乗り切る!と覚悟して
この先生なら一緒に戦っていける、絶対に勝てる!
そのように信じて訴訟に踏み切ることができたのです。

長い目で見て結果的に諦めた方が良かったのだとしても、
その時の私の気持ちはとても治めることなどできず救われたい一心でしたから、
その気持ちを汲んでサポートしてくれる弁護士という存在は
私に希望を見せてくれる、とにかく有り難い存在となりました。
超強力な「救世主」が味方についてくれたって感じです。
(世の弁護士さんたちには否定されるかもですが、依頼者にとってはそうなのです)


余談ですが、弁護士さんって「他人事〜」な人がどうしても多いなと感じます。まあそうなるのは仕方ないと思うので、依頼者としては期待しすぎちゃいけないとは思います。ただ、

ある程度他人事として処理していく中で、どこまで真剣に勝とうとしてくれるか、どこまでその能力を注いでくれるか、は弁護士によって様々だと思うのです。

それと。
優秀か経験豊富かだけでなく、あなたと合うかどうかもとても重要です
弁護士も人なので、それぞれにクセもあったりします。
裁判の場合、1年とか2年とか一緒に戦うのですから。
無料相談はお見合いみたいなものですね。


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