どんな本？

この本に出会ったのは、アニメを視聴してからです。その魅力的なストーリーとキャラクターに引き込まれ、毎年新刊を楽しみにして読んでいます。そのため、第15巻も楽しみに手に取りました。

野崎梅太郎は、佐倉千代とともに漫画家対談や声楽部の発表会に参加します。通常の日常が続く中で、千代が野崎に対して抱く感情が描かれます。一方、堀と鹿島の間で大きな騒動が発生し、御子柴の恋愛事情も面白い展開が続きます。

ギャグが詰まった、少女漫画家男子のコメディが第15巻で展開されます。

読んだ本のタイトル

#月刊少女野崎くん 15巻
著者:#椿いづみ　氏

あらすじ・内容

感想

漫画家の夢野が男性と思っていなかった花野先生は、野崎くんを見て「デカ！」とビビる一幕があります。192cmの巨漢だからこその反応ですね。その後、付いてきた佐倉を現役高校生漫画家夢野だと勘違いしていた花野は、突然話し出した野崎くんを空気の読めない自己主張の激しい奴だと感じます。

そして、野崎くんが夢野だと分かった花野は謝罪します。その後、お互いに会話をするのですが、アドバイザーと自己紹介した佐倉が上手に会話をリードし、本来仕切るべき役割の花村先生の担当前野はスマホでゲームをしていました。

野崎くん担当の剣さんが様子を見に来ると、佐倉を中心に話が盛り上がっていました。それに対して戦慄する剣さんの様子も描かれています。

その後、花村先生が夢野との対談を描いたイラストが登場します。しかし、そのイラストはデカすぎてバケモノ扱いになるほどの大きさだったため、笑いが起きます。

また、花村先生と担当の前野との話も出てきます。その内容は花村先生のことで、同情の意を示すものでした。

さらに、瀬尾の声楽部の発表会でMIBの恰好をしていた野崎くんと後輩の若松くんのエピソードも登場します。最初はお嬢様のお供と勘違いされていましたが、観客席の後ろで立ち続けることで注目を浴びており、声楽部への歌唱力による貢献も笑いを誘います。

また、座ったまま爆睡してしまった野崎と若松の間に埋まってしまった佐倉や、瀬尾の行動の不思議さも描かれています。

さらに、都と瀬尾兄の関係や、都が出版した本を読んで内心のモノローグを使ってイチャつく様子、そのモノローグの小道具を瀬尾妹が持ち出して流行らせるエピソードも楽しい要素として登場します。

その後、佐倉が野崎くんに似たフィギアを見つけてさまざまな騒動を引き起こす場面もあります。そして、どういうわけかその人形から哀愁が感じられるというシーンも笑いを誘います。

さらに、堀と鹿島の事故によるキスのエピソードや、演劇部の部員たちの対応、堀が鹿島に演技を指示する場面なども描かれています。その中で、堀の本音がどこに行ったのかという疑問も投げかけられています。

また、御子柴がギャルゲーのキャラクターに恋したというエピソードも登場します。周りはこれまで通りの病気だと流していましたが、実際には麻疹のような症状だったというオチも笑いを誘います。

さらに、佐倉と若松のやり取りや、花村先生のマンガを渡す方法に関するエピソードもあります。その後、瀬尾妹を巻き込んでの騒動や、なぜか野崎くんに見つかってしまう場面も笑いを引き起こします。

鹿島の妹がまた登場して、彼女の不思議な性格について触れられています。
今回は演劇部の先輩たちのミュージカルに付いて行けずに不思議な鳴き声が・・
求愛する鳩？？

最後には、瀬尾の兄を交えた女子会の話が展開されます。女子会に男性を交えることで、気になる男性の反応が気になるという場面が描かれ、佐倉が野崎くんにメールを送る場面も登場します。それに続く瀬尾の兄からのメールも、面白い展開が続いています。

この巻では、キャラクターたちの個性的なエピソードや会話、状況が笑いとともに描かれており、読者を楽しませる要素がたくさん詰まっています。最後に、語り口から始まった3時間耐久レースのフォントの秀逸さも印象的です。

この巻を通じて、キャラクターたちの関係性の変化、さまざまなエピソードが描かれており、次巻への期待が高まります。読者としては、今後の展開も楽しみにしているところです。

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