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娘の気持ち

娘から学ぶことは多い。

今日は人の感情について教わった。

大人は、平常心を保とうとできる限り感情を抑えて、人付き合いをし、社会に順応して、無難に過ごすことが多くなる。感情を抑えすぎると、いつしか抑えることが当たり前になり、感情が動いていることに気づかずに、自分の感情をスルーしていまうことが多くなる。つまり感情の動きが鈍くなる。

打たれ強くなっているわけではなく、考えないで、感情を殺して、言いなりになることに注力してしまう。

その方が上手くいっているように感じるから。

でも実は上手くいってる訳では全くなくて、問題解決を先延ばししている。

なぜかというと、2つの問題を抱えていて、1つ目は、自分のやりたいことから遠ざかってしまうことだ。

感情を表すということは、今の現状に対する気持ちをキッカケにして、これからどう行動していきたいかを伝えることと同じで、自分の進む道の選択を迫られるようなものだ。

今いる場所が嫌だから、あっちに行きたいというように、ここでは嫌という気持ちを素直に受け入れて、行動できなければ、行きたいところには行けない。

2つ目は、感情を抑えることに慣れてしまうと、感情が波立たなくなってきて、自分が感じることを忘れてしまい、他人の気持ちを想像できなくなる。

人には喜怒哀楽がある。

小2の娘を見ていると、感情を表に出すことが多い。

TPOを意識し始めていて、感情を抑えながら、社会に順応し始めているなと感じるときはある。

自分なりに周りを気遣いしなければ、学校生活を過ごさないのだろう。

子供なんだから、そんな気遣いいらないのにと思う時があるけど、私よりちゃんと考えてたりする。

素直に欲しければ、ありがとうと言ってもらってしまえばいいのに。でもあげると言われて、知らない人や友達から高価なものをもらったりしたら、それは困ったりするので、やはり子供は賢くて、いろいろと考えながら生きていることがわかる。

それでも子供は、今の大人よりは立派に喜怒哀楽を表現してくれる。

だからしっかりと観察しよう。

子が社会に順応しようと気持ちを抑えようとしても、抑え切れていない姿を見逃さないように。

人は些細なことに傷つき、気にして、自分にとっては大したことではないことでも、本人にとっては大ごとだったりする。

自分が子供だったときに、そんなに気にしないでいられただろうか?あの時の行動や言動で後に引きずってしまって、未だに心に響いていることはないか?

人はひとりでは生きていけない。

人の気持ちを想像できるように、もう一度、子育てという機会を通じて、学ばせてもらっているんだと思う。

私は娘と共に、感情と向き合い、語り合いながら、成長していきたい。


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