親友

貴方の言葉で私はぐっすり眠りにつく。

夏凛といる時は本の世界に入り込んでしまった時の感覚に似てる。これは夏凛の想像力豊かな会話のおかげなんだろう。夏凛に会った瞬間私はどこかに吸い込まれていくような感覚に陥った。

もしかして本当に物語で、誰かが読んでるんじゃないか私たちの会話を。読んでる本に私が入り込んでるだけなんじゃないかとか考えちゃった。そういうパラレルワールドはあるにきまってる。

でもだとしたら、売られている本であるのなら
少し退屈な内容だね

この時間が2人にしか分かりあえないものであって欲しい。誰かとホワイトアイスチョコレートを飲むのは初で、これから飲む時は夏凛を思い出すと思うと、離れなれなくなりそう。見た目牛乳の甘いカロリー爆高の美味しいジュースから。せめてカロリー低いやつにするんだったよ

梅田を歩くたび自分の醜さにうんざりする。いろんな大人の会話のミックスに頭がはち切れそうになる。

でもね、夏凛と歩いてる時は何も本当に何も感じなかった。ただ夏凛との時間を過ごしてた。夏凛の声以外聞こえなかった。不思議

ほら、やっぱり物語に吸い込まれたんだよ。私。

ありがとう 私、生きてるんだ

おやすみなさい



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