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科捜研の新人研修

科捜研に採用されてから、実際に仕事をするまでの流れをまとめました。

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1. 都道府県警察学校一般職員初任科

科捜研職員は、科捜研職員である以前に都道府県警察の職員です。
そのため、警察職員としての研修をまず受ける必要があります。

4月1日に採用された科捜研職員は、同時に採用された警察事務職員らと一緒に1ヶ月間各都道府県警察の警察学校に入校します。
ここでは警察職員として必要な基礎知識や教養を学びます。

警察官が高卒で10ヶ月間、大卒で6ヶ月間と長い研修を受けることを考えると、短い研修となります。また、柔道剣道などは課されませんのでそこは安心してください。

2.科捜研での研修

初任科が終われば各科捜研において研修を受けることになるでしょう。

科捜研の実際の業務について、上司や先輩から教わります。

3.鑑定技術職員養成科

全国の科捜研職員は、警察庁科学警察研究所の法科学研修所で研修を受けます。
https://www.npa.go.jp/nrips/jp/training/

新規採用者はまず、秋頃行われる約3ヶ月間の研修を通して、すぐに必要となる基本的な鑑定技術をみっちり学びます。

その後も、年数とともに現任科、専攻科……と段階を踏んで研修が行われます。
こうして科警研で研修を行うことにより、全国の科捜研が一定の技術レベルを確保できるようになっています。

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このような研修を経て基礎を身に着けた職員は、補助を経て鑑定の実務に携わることになります。

業務に必要な知識は研修で学べるため、採用時は基礎知識さえ持っていれば大丈夫です。

科捜研の志望を迷っている人も安心して受験しましょう。

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科捜研情報noteの記事一覧
https://note.com/kasoken_jouhou/n/n4c7b7b336088
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