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なぜ、データは、わかりやすく表現すべきなのか?(DataSabar - #2)

はじめに

Data Visualization (データの可視化;Data Viz)の目的は何なのか?ということについて、あまりにも当たり前で考えたことがなかった。

わかりやすく表現することは「気遣い」であり、「データは同じなんだから、見せ方にこだわって時間をかけてチャートを作る必要ある?」という人もいるかも知れない。実際に過去、私の身の回りにもたくさんいた。

「時間をかける」必要はないが、「頭を使って見やすくする」ことが、仕事を進める上で本当に大事なことだということに気づいていないのだと思う。

データを使って仕事する人にとって、
「データで人を説得してアクションにつなげること」
が仕事の本質である。

なぜ、データをわかりやすく表現するのか?

頭を「理解するため」でなく「判断のため」に使えるようにする
人がモノゴトを考えるときに、その本質のことに集中できるようにするためには、データは直感的に理解できるようになっているのが望ましい。

・傘を持っていくか判断したいのに、都道府県ごとの気圧一覧の表しかない。時間の経過で気圧が下がっているということを数字で理解してから、「天気は下り坂である」と理解して「傘を持っていく」と判断をする。
 →今日の天気がアイコンで表現されていれば、データの解釈は不要で、「傘を持っていくか?」の判断がすぐにできる。

・役員会議の資料で、「このチャートはどうやって見るの?」と聞かれて、チャートの説明をしているうちに会議時間が終了。結局、「再度、提案を持ってくるように」と指示が出され、肝心の承認をもらえなかった。
 →本質の議論をするためにも、直感的で説明不要で理解できるチャートがあれば、時間内に役員判断をもらうことができる。

データわかりやすく表現されると、どうなるのか?

データが、ぱっと見て理解できる状態になっていると、どんなメリットがあるのか?

データから、様々なアイディアが出せるようになる。
主観だけでは気づかなかったことに気づくことができる。
データを使って判断することができる。
データを使って説得することができる。
素早く判断することができる

まとめ

データをわかりやすく表現することは、単なる気遣いだけでなく、仕事をスムーズに進めるための秘訣である。今後もこだわりを持ってデータのVizに関しては指導・布教していきたい。



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