春日華子

小学校の時から向田邦子に没頭。憧れる。 子どもがいたら仕事がづづけられない時代を生きて…

春日華子

小学校の時から向田邦子に没頭。憧れる。 子どもがいたら仕事がづづけられない時代を生きてきて今なお変わらないこの世の中。常に自分の道は選択を後悔していない。唯一の後悔はずっと好きだった人に面と向かって告白できなかったこと。 大好きだった愛していた夫に先立たれ。でも、私は生きている。

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  • 雑記ざっぴつ雑草

    テーマのない記録。twitterの親戚みたいな書き込み

  • 華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」

    春日華子の「性」なる日記の番外編です。

  • 小説 「ほのお」

    高校時代から構想を練っていた私と、今を生きている私の共同作業です。

  • 華子のエッセイ

    なんとなくを書き溜めます。ぜひ。読んでください。

  • 春日華子の「性」なる日記

    性は嫌悪の対象ではない。嫌悪感を感じる人もその人の性であり、生。親や社会的価値観にとらわれると自由を失い誤った価値観を生み、性被害を生むという主観。ぞして何事も自由には責任が伴い、相手を思いやる気持ちはすべてに共通すると思う。

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おしらせ 決心。

私の大好きな Atelier hanami さんのイラスト。 今の心境です。 春日華子は事実しか書かない女性風俗の様々な思いを日記シリーズで書き、また、長年温めていた構想を「ほのお」で書き始めたばかりでしたが、 本気で賞を取りに行くため、一旦ここで両シリーズを終了します。 賞に応募する際に「未発表の作品」という条件がほとんどです。 そのためには不本意ですが大切なこの二つをこのまま終了します。 noteでは別のテーマで皆さんとつながっていきたいと思います。 大切な私の

    • 華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」性的な能力

      それは私がいつもマコトくんに「なんで?なんで?」と聞くという口癖についての話から始まった。 「ヨウちゃんが、なんで、なんでっていうから言うけどさぁ。。。」 元々感情的にはならないマコトくん。 気づかないということを気づかせようとするタイプだが、ヨウはいわれないとわからない。 はたから見るとどちらも自己中心的な人間なのかもしれない。 そしてマコトくんは口を開いた。 マコトくんとの日々は精神的にもかえがたい。大切な時間だ。私のキスの仕方と男性の性器の扱い方がマコトくんにと

      • 華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」夏の思い出

        マコトくんとはどれくらいの時間を過ごしているだろうか。 時間を計算すると必然と使ったお金につながるので逃避ではなく、彼との時間をお金に変えたくない気持ちが優先する。 恋ではない。 この頃、親せきのような友人ではないような複雑な気持ちで一緒にいるときは感じる。無論。マコトくんが私をどう思っているかなんて聞ける関係でもない。だから聞かないし、今、その時を私にプレゼントしてくれる時間が心の糧になっている。 マコトくんとの距離が近くなったと感じたのは近場の観光地へ小旅行に行った

        • この季節を待っていました。

          お恥ずかしい話。 私は「夏」というより日本の夏の暑さと「湿度」に食欲は衰えなくとも気力を奪われます。 暑さ寒さも彼岸まで。 地球の温暖化。 いろいろ言われますが、まず、現代社会は旧暦でないことと、宇宙規模で考えると気候の変動や季節のずれはあってもおかしくないのでは?といつも考えています。 とはいえ、人間は英知という言葉のもとに環境を犯しているのは間違いありません。日々を大切に。今日を大切に。未来を大切に。過去に自信をもって今日も生きている私です。 意欲のままに。

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        記事

          花ひろしさま。感謝!

          花ひろしさま。 いつも見守って応援してくださり、ありがとうございます。 ひとつひとつ。積み重ねて頑張ります! 感謝。 春日華子

          花ひろしさま。感謝!

          小説 「ほのお」4・タバコ

          陽子は夏の夜空を眺めながら二本目のたばこを手に取った。 街の明かりにライターの火なんてともしびにもならないなぁ。とぼんやり息を吸ってタバコに火をつけた。 「この火ってどれくらい熱いのかな。」 陽子はぼんやり多くの家族が住む家の明かりを眺めながら煙を吐いた。 浩輔がいなくなり、7年。 子どもたちは独立し、母を見守るように実家となった地元の転居先の住まいを出入りする。 子どもを育てていたときタバコを吸わなかった陽子。 理由は子供のためでなく「子供が実家に言いふらす。」のが

          小説 「ほのお」4・タバコ

          小説「ほのお」3いま語れるのは回顧録

          夫とは雪景色の中にいたことが多いのかな。 今の私には時系列に並べる気がない。 えぐられる。 タバコを吸いながらベランダで空を眺めながら・・・ この土地で一緒に余生を過ごすはずだった。 子どもたちとは帰ってきたよパパ。 パパはたばこの煙が嫌いだったよね。 私は蛍族になってるよ。でもね、この時代ベランダもダメなんだって。 知ってる?知るわけないよね。 あなたの最後にはいまだに触れられない。 あなたの最後の地に私はいっていない。 でも、ヨウはお別れのボタンを押したよ、

          小説「ほのお」3いま語れるのは回顧録

          華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」ご縁の形

          マコトくんとの時間は夫を失った私にとってなんだろうといつも考える。 会話も食事も仕事の話も。 楽しくてしょうがない。 この頃、マコトくんに影響されていると感じることが多い。 私自身の口調はおおらかになり、心に余裕があるように思う。 そう。角が取れた。って自覚する。 どちらかというと。 強めの毒が私の個性のように思っていた。 それは自分自身のコンプレックスを守る鎧だったのかもしれない。 マコトくんは本当に不思議な人だ。 私を丸裸にする。 実際丸裸になるんだけれども

          華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」ご縁の形

          華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」backnumber

          私は夫が旅立って音楽が聴けなかった。 夫がいなくなって「なぜだかわからない。」というしているのか。 記憶を閉ざそうとしているのか。わからない。 恥ずかしい話だけど。 女性風俗の世界を知って心も扉を開いたのか。青春時代の曲を聴き始めた。 そして子供たちがよく言聞いていたbacknumberを最近聴くようになった。 子育て真っ最中の時は耳にも入ってこなかったバンド。 きっかけは忘れたけど。 マコトくんが「いいよね。backnumber。」と言ってからますます曲を聴くようになっ

          華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」backnumber

          小説「ほのお」2・日常の光景

          「時間よ~。早く早く。」 陽子はごくごく一般的な家庭を気づくことができ、眉間にしわを寄せて日が昇ると家族を順に起こす生活をしていた。 わんこの散歩はパパ。 その他子どもたちは朝練があったり、なかったり、試験中だったり把握できない日々。 陽子はどちらかと言えば把握しないで成り行き任せな母親だ。 「時間よ~。早く早く。」 なんてのもわんこの太郎が毎朝、 「おい、おいトイレに行きたい。おい、おなかもすいているぜ!」っと全力で訴えてるから陽子が起きる。 陽子以外の家族は ママ

          小説「ほのお」2・日常の光景

          小説 「ほのお」1・その時

          陽子は広く静かな洗練とされたガラス張りの空間で、喪服を着て泣き崩れる夫の母といた。 なんてきれいなところなんだろう。どうして他の家族はガラスの向こうにしかいないんだろう。父が亡くなったときは雑然と何名かの故人を囲む集団があったような記憶がよみがえっている。 そして、今思い出してもなぜか腹が立つ母の 「おとうさん、おとうさん、一人にしないで」と叫び狂う姿。 今でも思い出すと吐きそうになる。 彼女の悲劇のヒロインが嫌いだ。 赤いボタンの前で我に返る。 静かに泣き崩れる夫の母

          小説 「ほのお」1・その時

          新連載 「ほのお」 掲載します。

          華子さんの日記シリーズは 官能小説としてぜひ、世に出したい。 これから同時進行させる「ほのお」は 私が高校生の頃から温めていた思いと、 夫を失って今の思いをやっと一つにできる気がして 書き上げていこうと思います。 これからも春日華子をよろしくお願いいたします。

          新連載 「ほのお」 掲載します。

          花ひろしさま。いつもありがとう!

          花ひろしさま。 いつも有料部分を愛読いただき、ありがとうございます。 本当は別に誰に読まれても恥ずかしくない小説仕立てにしているのですが この時代。なんでも規制がかかったり、本人の意図としていない形で解釈されるのをさせて有料にしている部分が春日華子の日記シリーズにはあります。 しっかり読んでいただけることはこの上ない励みになります。 本当にありがとうございます。 華子

          花ひろしさま。いつもありがとう!

          華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」それは真夏の夜におきた話

          マコトくんと寝ていた明け方。 目が覚めるとマコトくんと私の間にか細い肩までの軽くパーマがかかった髪の毛にカラーを入れていないとみられる女の人がマコトくんに寄り添ってんている・・・。 いつもは私はマコトくんに抱えられて寝ているのだけれど、その日は隙間が一人分開いていた・・・。 「マコトくん。女の人がいる。」 「ヨウちゃん、何言ってんの?」 マコトくんは朝からヨウのとんでもない悪ふざけが始まったと思った風に笑っている。 「いや。いたの。」 実はヨウは時々天国に行った人に伝言を

          華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」それは真夏の夜におきた話

          華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」微笑み

          マコトくんとは今も不思議なお金の関係が続いている。 何が不思議なのか。 マコトくんを思うと笑顔ではなく、目も口も微笑むのである。 微笑み 今までの生活であっただろうか。 にやけ笑いではなく微笑む。 顔の筋肉が緩み、悩みがなくなる。 マコトくんに毎日会わなくても。DMを毎日交わさなくても、 ふと。 マコトくんを思うと微笑むのである。 非現実だからだろうな。 なんて自分で自分を推察する。 声を上げて時間に追われて、必死で子育てをして、夫とは対立して話し合って、悩ん

          華子の日記「マコトくんとヨウちゃん」微笑み

          愛を知っていますか。

          私は夫を失って知りました。 愛は悲しみの中でしか確認できないと確信しました。 失ったと現状。 共に生きた現状。 言葉ではなく。 存在そのものが愛だったと。 愛はお金積んでも買えません。 深くいつくしみ深く 二人の歴史を、家族との歴史をすり替えると膨大な事実が見えます。 天の国に行くのにお金はいらないと思う。 失って「愛してる」と分かる感覚。 夫婦でいた時とは違う。 いとおしく。会いたい。 パパは違う国で私をすぐに見つけ出してくれるだろうか。 ちょっと楽しみ。 見つ

          愛を知っていますか。