大学院留学を決めた人に贈る言葉

留学を決めたことを話すと、大概「すごいね〜」「向上力が…」「将来設計が…」などと言われる。私はそう言われると、とりあえずヘラヘラ笑うしかできず、なんとなく通じ合えていないような気持ちになる。その中で、ストレートに嬉しかったのは仕事仲間から言われた「Congratulations!」であった。日本でも大学進学が決まったらおめでとう!と言うのに何故か社会人の大学院留学が決まってもあまり言ってもらえないのである。あまり「おめでとう!」とならないのには、とにかくよくわからないからかもしれない。「(大学院?留学?んー何が何だかなんかよくわかんないけど、きっとすごいんだろうな)すごいね!」そういう方のために、ほんの少し海外大学院進学決定までの道のり(ここではイギリス大学院)について記載しておこうと思う。

まずは志望校を決める。私は留学アドバイザーの人に従ってチャレンジ校(UCL、 KCL)通常校(アベリストウィス大)、滑り止め(サウザンプトン大)の4校を受験することにした。ここに決めた理由は、私の専門のコースがイギリスではこの4校のみだったという極めてシンプルなもの。それぞれ英語のスコアが難易度の一つの目安になる。私の場合チャレンジ校群がIELTS7.0 each6.5、通常校がIELTS7.0, each6.0、滑り止めが6.5each5.5だったはず、たしか。

次に願書を出す。イギリスの大学院は日本で言うところのいわゆる受験は無い。提出書類のみで合否が出るので、書類の出来が全てである。私は昨年の11月ごろまでには全ての書類を提出し、12月中には合否をもらっていた。とさらっと書いたが、書類を書き始めたのはなんと昨年7月から。何度も見直しては書き直し、かなりの労力を使った。一時期は仕事以外の全ての時間をこれに費やしていた。願書を出すことそのものは無料の大学も多い。必要なのは労力だけなので、留学に興味のある方はとりあえず出してみたらどうだろう。

で、待つ。合否がメールで届くので、あとは待つのみである。憧れのUCLからの合格(英語条件付きだけど)をもらった日は本当に嬉しくて、会社のトイレで何度もメールを噛み締めた。私は一昨年の冬から留学準備を始めたので、結果が出るまでにも1年近くかかっているし、仕事しながら書類を揃えるのも書くのもなかなか大変だったので、合格をもらった日は大学に受かった時のように嬉しかった。

あとは大きな項目としては英語の試験のことがあるのだけど、私もこれはあんまり偉そうに言えないので、また機会があったら書く。

と言うような感じで、大学院に合格をもらった。単純に仕事しながらというのだと時間がない。英語勉強しながら、書類書きながらとやってると、この一年以上、仕事以外の時間はほとんど準備に追われていた。自分で言うのもなんだが、これが結構大変で、我ながらよく頑張ったなぁと思う。

もし、周りに大学院留学します、と言う人が現れたら、すごいね!ではなくて、おめでとう!と声をかけるときっと喜ばれる。その人にとっては大きな決断で、労力の賜物なはずなので。

大学院留学決めた方、本当におめでとうございます!Congratulations!!

#大学院留学 #イギリス留学 #ロンドン留学 #UCL

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