前職はネイリストしてました。

いろんな人の手を握って、爪を彩ってきました。

動機は、ただ単純に機械みたいに働きたくなくて、
人として人と関わる仕事をしたくて

可愛いし、綺麗だからってだけの理由でネイリストになりました。

仕事をしていく上でね、気づいたのです。

わたし、人の手が好きなんだ。

何をするにしても、手を使うでしょ？

お仕事でキーボード叩くのも
ご飯食べるのに、お箸を持つのも
お風呂入って髪の毛洗うのも
寝る時に、電気を消すのも、

好きな人に、LINE送るのも、
好きな人に、電話かけるのも。

あぁ、愛おしいとおもうのです。

その人が今まで、生きてきた人生の中で、
なんでも言うことを聞いて働いてくれた手。


これから先の未来を生きていく小さい柔らかいお手ても、
今まで、生きてきた時間を語るしわしわの手も、
お仕事を頑張ってきたゴツゴツした手も、
家族のためにひび割れて荒れてしまった手も、

とても、とても愛おしく感じるのです。

だから、少しでも綺麗、可愛いって
幸せな気持ちになってもらえるように
整えてきました。
彩ってきました。

お仕上げのマッサージは、
明日もあなたが少しでも幸せでありますようにと
他愛もない話をしながら心を込めてしてました。

これからも、あなたのその手は
文句も言わず働いてくれるでしょう

だから、夜寝る前に、たまにでも
ハンドクリームを塗ってあげてください。
労わってあげてほしいのです。

もう、ネイリストは辞めてしまったけれども。

とりあえず、
コンビニ店員さんの手を見てしまうのは
フェチなのです。

ごちゃごちゃ書いたけれども
要は、君と手を繋いで歩きたいのです。