脳梗塞 発症２か月と７日目：リハビリ病院２か月目⑰
・食事：脳梗塞（ワレンベルグ症候群）の後遺症のため、嚥下ができなくなり訓練中。食事はミキサー食と鼻からの経管栄養。首を左に向けると飲める。食事以外の時間はスプーン飲みであれば水分を飲んでもよい。
・状態：歩けるようになってきた。終日、館内フリー歩行自立。きょろきょろすると少しめまいがする。

発症２日目以降、ずっと鼻からぶら下げていたチューブとの別れがやってきた。

これまでの記録はこちら『かすみを食べて生きる 序文と目次』
＜発症２か月と６日目：リハビリ病院２か月目⑯
発症２か月と８日目：リハビリ病院２か月目⑱＞

朝ごはん＃13

昨日よりは近づいたと思うけれど、本家とは程遠いスヌー○ー。
献立はこちら。

• キャベツのスープ煮

• マンゴーペースト

• ソフール

• おかゆ

• アイソカル100　1本

スープ煮は甘くないおかず！食べやすい！
所要時間、50分＋アイソカル10分の60分。
いい調子。

祝、経鼻チューブ抜去‼

一昨日昼から経鼻の栄養をすべて経口にして、丸二日経過。
飲むべき栄養や水分、薬も、なんとか口からすべて取れているので、経鼻栄養用のチューブを、取り除くことになったぞーーー！！！
やったーーーーー！！！！！！
発症２日目に鼻に入れたチューブ。
本日発症68日目。
66日間、約２か月のお付き合いだった。
ありがとう経鼻チューブ。
鼻からのどにかけてずっと違和感しかなかったけど、君のおかげで飲み込みができない２か月飢えずにすんだ。

そして、チューブがない状態！快適！！
これで思いっきり顔も洗える。
そして何より、飲み込みもしやすくなるはず。
お昼ごはんが楽しみ！

お昼ごはん＃26

アイコン的な鳥を描こうとしたら、今無き青い鳥のようになった。
献立はこちら

• 鶏団子のトマトシチュー

• キャベツの卵とじ

• おかゆ

• アイソカル100　１本

トマトシチュー！めっちゃ洋食！うれしい！
そして、のどにチューブがない状態で食べるごはん、食べやすい。
所要時間はアイソカル込みで40分！
最速タイ！

必要な栄養を考える

経鼻の栄養の抜去の際に、今摂っている栄養についての相談した。
現状私の1日に必要なカロリーは1700kcal。
ミキサー食は１食250kcal。３食で750kcal。
足りない分は、1700kcal-750kcal=950kcal。
これをアイソカル100一本200kcalを５本、1000kcalで補ってきた。
まだミキサー食をなんとか完食している状況なので、しばらくはこのアイソカル100を５本の追加栄養は外せない。
これまで試した感じで１本なら10分程度で飲み切れる。
一度に２本飲もうとするとしんどい。
よって５本を１日の中に分散して飲む。
ごはんの際に１本ずつ、午前中と午後におやつとして１本ずつ、計５本。
これなら無理なく飲めそう。

でも一緒に気になる情報をもらった。
アイソカル100は1本、143円するらしい。
１日５本を１か月30日飲んだら21,450円！！
医薬品のエンシュアＨ、イノラスなら保険適用になるからもう少し抑えられる。
なかなかに厳しい現実。
もう少し食形態を上げてカロリーを摂れるようになって、少しでも補足の栄養を減らして家に帰りたい。

折り紙を習おう

以前向かいのベッドの門田さん(仮)から折り紙のお花をもらった。

その時、「今度折り方を教えてくださいね」とお願いして、ずっと機会をうかがっているのだが、私と門田さん(仮)のリハビリ時間が微妙にずれていてタイミングがなかった。
今日私は午前中に２つのリハビリが終わっている。
チャンス到来！
午後のリハビリの後、お風呂を早めにすませて門田さん(仮)に声をかける。
門田さん(仮)のベッドサイドに座ってリハビリ予定がはさまれるクリップボードを下敷きに折り紙を折る。
５枚の折り紙を使って一つの花ができる。
お花を12個作ればくす玉になるらしい。
「めっちゃ折り紙いりますね」
なんて話をしながら30分ほど折り方を習った。
驚くほど穏やかな時間だった。

夕ごはん＃６

献立はこちら。

• だし巻卵、ブロッコリー添え

• チンゲン菜と蟹の煮浸し

• おかゆ

• アイソカル100　１本

え？煮びたしに、かに入ってるの？
おかゆにもかにを描いてしまう。
食べてみると、蟹の風味が少しするようなしないような感じで、緑の中をかに感を求めさまよう形になった。
でも全体的に食べやすい食材。
アイソカル込みで所要時間40分。
いい調子。

ーー振り返って

経鼻チューブを取ってもらった後はのど回りと顔のすっきり感がとてもうれしくて、おもわず自撮りしちゃいました。
鼻からチューブのぶら下がっていない状態は本当に快適でした。
何よりごはんがのどを通りやすいのがうれしかったです。

しかし栄養剤の価格という思わぬ現実。
ミキサー食から食事の形態を上げて、少しでも多く口からカロリーが取れるようにならないといけないことがわかりました。
ミキサー食の次はたしか、みじんとろみ食。
目指せ、みじんとろみ食！

門田さん(仮)と折り紙の約束がやっと果たせました。
門田さん(仮)が作業療法で習った折り紙を、門田さん(仮)から教わる。
私も間接的に作業療法のリハビリを受けているように感じました。
門田さん(仮)は今は違うくす玉を習っているということだったので、またそれも教えてもらう約束をしました。