脳梗塞 発症２か月と８日目：リハビリ病院２か月目⑱
・食事：脳梗塞（ワレンベルグ症候群）の後遺症のため、嚥下ができなくなり訓練中。食事はミキサー食。首を左に向けると飲める。食事以外の時間はスプーン飲みであれば水分を飲んでもよい。
・状態：歩けるようになってきた。終日、館内フリー歩行自立。きょろきょろすると少しめまいがする。

昨日、経鼻のチューブが取り外され、快適な状態。
寝やすかったのか前日は夜９時にベッドに倒れこみ、朝の５時半まで通しで寝た。途中唾液でむせることもなかった。
この日は母の日だった。

これまでの記録はこちら『かすみを食べて生きる 序文と目次』
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朝ごはん＃14

献立はこちら。

• 粕汁

• マンゴーペースト

• ソフール

• おかゆ

• アイソカル100

粕汁！発症後初めて。うっすら酒粕の香り。
ただちょっと甘め。
所要時間は47分＋アイソカル10分で57分。
まずまずのペース。

お昼ごはん＃27

全体的に橙色なお食事。
献立はこちら

• 鶏肉の野菜あんかけ

• 南瓜の煮付け

• おかゆ

• アイソカル100　１本

南瓜も朝の単品おかずではなく、他のおかずと一緒に出てきてくれると食べやすい。
所要時間50分＋アイソカル10分で１時間。
悪くない。

１日だけのカーネーション

昼過ぎ夫と子どもが荷物を届けに来てくれた。
ナースステーションに荷物を預ける姿を少し離れたところから見る。
コロナの感染防止対策で、近づくことはできない。
子どもが「おかあちゃんにわたしてください」と、カーネーションの花束を受付の事務の方に預けている。
あーそうか。今日は母の日。
でも確か病院では生花の持ち込みはだめだったはず。
受け取りを断られるかも。
夫に言っておけばよかった。
子どもにかわいそうなことをしてしまった。
事務の方から荷物を受け取った看護師さんは、花束を荷物の紙袋の中にそっと入れて、私に手渡してくれた。
看護師さん「確認を取りますが、１日だけならお部屋に飾っても大丈夫だと思いますよ」
…ありがとうございます！！
その場で突き返すことなく、子どもの気持ちをくみ取ってくれたことがありがたかった。
夫は荷物の中には一輪挿しも入れていてくれた。
早速飾ってみよう。

ベッドに戻って、カーテンを閉めてお花を飾る。
飾ってみるとちゃんと一輪挿しに合うように長さも切ってくれている。
花があるだけでカーテン内の雰囲気が変わる。
幼稚園で母の日のために作ったというマスクケースと、最近書けるようになってきたひらがなでたどたどしく書かれたカードが添えられていた。
がんばって書いてくれたのだろう。
会いたいなぁ。会って抱きしめて、たくさんおしゃべりしたいなぁ。

お花は一晩飾らせてもらって、明日の朝には包みなおして夫に持って帰ってもらおう。

ガリガリチャレンジ＃18

水分を飲みこめなかった頃から、ガリガリ君を口に入れて味わいそっと出すという頂き方をして当たりを狙い続けている。
今は一口量を守れば飲みこむことを許されているガリガリ君。
夫と子どもが持ってきてくれた荷物の中にこれが入っていた

なんと！大人なガリガリ君！
当たりつきじゃない！
今日は当たりを気にせず食べれる。
いただきます。

当たりつきではないけど、何も書いていない棒に安心感。

夕ごはん＃７

お花をありがとうの気持ちをおかゆに。
献立はこちら。

• たらのかるかん蒸し

• ほうれん草の和え物

• おかゆ

• アイソカル100　１本

かるかん？お菓子でしか会ったことがない。
食べるとふわっとして確かにかるかんの感触。
でもお味はお魚。不思議。
ミキサー前はどんな形だったのか気になる。
所要時間40分＋アイソカル10分で50分。
食事だけなら安定して１時間以内に収まるようになってきた。
よしよし。

ーー振り返って

幼稚園の母の日制作が「マスクケース」というあたりに時期を感じます。
一日だけでもお花を許してもらえたのはありがたかったです。

今気づいたのですが、大人なガリガリ君。
私は血圧の薬を服用しているので、グレープフルーツ果汁が入ったものは控えた方がいい状況でした。
その後血圧に大きな異変はありませんでしたが、気をつけなければならないですね。

経鼻のチューブがなくなり、安定して食べれるようになってきました。
まとまって眠れるようにもなってきて、全体的に落ち着いてきたようにも感じていましたが、ここ３日ほど右半身はずっとひりひりするような感覚異常がありました。