近鉄ハイキング 鼓ヶ浦駅~白子駅
10月28日(土)近鉄はいきんぐ「白子エリア周辺の歴史・文化を楽しみ和菓子めぐり 白子エリア周辺の歴史・文化を楽しみ和菓子めぐる」に参加しました。鼓ヶ浦駅~白子駅まで5キロの初心者向けのコースです。
白子駅にて急行から普通列車に乗り換え鼓ヶ浦駅へ。近くには海水浴場もある静かな駅からスタート。
駅からほどなく子安観音寺へ。なお、当日は「2023匠の里・伊勢型紙フェスタ」が開催されていたのであちらこちらにのぼりで盛り上げていました。
子安観音寺内の寺務所では伊勢型紙の実演イベントが開催中。
柿渋紙は何枚も重ねてあり、彫るのにかなりのチカラが必要となる。体重のかけ方にコツがあるとか。細かい作業になるのでこれを生業にしたい人は視力が落ちない若いうちに体に技術をしみこませる必要があるそうです。
白子周辺には伊勢型紙の伝統を継承する施設があります。鈴鹿市伝統産業会館では、伊勢型紙の他に鈴鹿墨の紹介もしています。
海が近く堀切川の河口の水路を歩きます。ウォーキングのイベントなので距離をかせぐために海沿いを歩いたり、街の方に行ったりしつつ白子周辺の街並みを楽しみます。
コースは海が近いので平坦でとても歩きやすかった。白子港では漁船を見かけたり、海産物のお店に立ち寄ることもできます。
今回のウォーキングコースの目的の一つ、和菓子巡り。3軒の和菓子屋さんに立ち寄ることができます。およそ500メートルの範囲内に3軒の和菓子屋さんがあり、コースの順で久住屋菓舗、田中観月堂、大徳屋長久本店をめぐりました。
私のイチオシは久住屋菓舗。あんこが美味しい!試食でいただいた酒饅頭はもちろんのこと、今回店頭で焼いていた出来たての「大はら木」は美味しかった!!出来たては外の皮がパリパリで香ばしく、じっくり時間をかけて炊き上げた(と思われる)あずきのおいしいことおいしいこと。
ちなみにあまりにおいしかったので、持ち帰りもしました。持ち帰りのものは皮がしっとりしていますが香ばしい香りとあんこが一体となってそれはそれで別のおいしさがあります。手土産にしたい。
大はら木を熱く語ってしまいましたが、ウォーキングの旅は続きます。最後は伊勢型紙資料館に立ち寄りました。伊勢型紙資料館は江戸時代末期の建物で白子屈指の型紙問屋であった寺尾斎兵衛家の住宅を修復して活用しているそうです。フェス中だったので伊勢型紙のワークショップなどが開催されていました。
伊勢型紙資料館からほどなく白子駅へ。白子駅でもしっかり伊勢型紙を推していました。
鈴鹿は鈴鹿サーキットやホンダ自動車などで自動車やバイクで有名ですが、伊勢街道沿いにはまだまだ文化資産がたくさん残る街並みが残っています。静かなのんびり歩き旅もオススメできる街です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?