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古典尺八楽愛好会企画!🐾青梅虚無僧寺鈴法寺『探墓行』

6月に企画していた鈴法寺『探墓行』が、なんとドンピシャで台風到来🌀!で、延期となり、ようやく先日12月1日に実現することができました。



河辺駅から出発です。



こちらは青梅街道。

虚無僧達が歩いていた200年前とは激変でしょうねぇ。



鈴法寺跡公園



まずは、鈴法寺歴代住職墓前にて献奏。

後ろ姿で尺八吹いてるのかどうか分かりませんが、献笛中です。


ところで、今頃気がついたのですが、墓前にある花立てのこの家紋は一体どちらに由縁のの家紋なのでしょうね?


「鈴法寺井戸跡」石碑


実はこの井戸跡の石碑のことは、尺八関係の資料には掲載がなく、ネット上で青梅街道沿いにあることを知ったのでした。


ちょうど公園を掃除していた方に、この石碑のことを聞いてみたところ、館さんという方がこの土地の所有者で(公園隣の家)、道路拡張のため井戸を埋めたことを、こちらの石碑裏にその旨が書いてあると教えて頂きました。


館さんが鈴法寺跡地に住むことになった由縁も知りたいところですが、井戸の跡から考えると、やはり鈴法寺はけっこう広い敷地であったことが伺われます。



旧吉野家住宅



せっかく来たので、という理由で、管理人さんに了解を得て、ここでも「調子」を演奏。



囲炉裏がいい感じです。



記念撮影📸

管理人さんに撮って頂きました。
ありがとうございます😊

こんな広い古民家で尺八の稽古をしたいものですなぁ。 



分りやすい年表が貼ってあります。

1614年に普化宗鈴法寺の月山養風和尚に土地を寄進し、草庵を建て移住するとの事など書かれています。



お次は、大井戸へ。

わざわざ井戸掘り職人を探しに行かねばならぬほどの井戸の規模が、これでお分かりいただけるかと。



新町御嶽神社

イチョウが青空に映えてます。


大井戸からすぐ近くの御嶽神社には、吉野織部之助の石碑。


ところでまたまた疑問なのですが、1600年初頭の吉野織部之助の顔、絵かなにか残っていていたのでしょうか?それとも想像でしょうか?

ま、どんな顔していてもいいんですけど…。



そして最後に、菩提寺の東禅寺へ。

東禅寺

扁額は本堂の中にあります。
参加者の方が写真を撮っています。

小さな扉口から上を見上げないと見えません。

鈴法寺の扁額。



こちらは新しくなった東禅寺内にある薬師堂。

今年の6月の虚無僧研究会の小濱明人氏の講演で、こちらに再建されたことを教えて頂きました。



鈴法寺由来、歴代住職、墓等々の詳しくはこちらをどうぞ↓


これで鈴法寺「探墓行」は終了です♪

そして、東禅寺から歩いて小作駅へ。


駅すぐそばのお食事処「ちんか」にて打ち上げ!🍶
2階に座敷があるのでオススメですよ♪


かつての虚無僧さんたちに想いを馳せながら、たくさん歩いた心地よい疲れと、ほろ酔いとお腹いっぱいで、充実感100%でした笑

まずは、虚無僧さんたちに感謝と、参加者の皆さんお疲れ様でした〜✨


次回はもう一つの総本山、一月寺の『探墓行』予定しています!

古典本曲普及の為に、日々尺八史探究と地道な虚無僧活動をしております。サポートしていただけたら嬉しいです🙇