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きいろからあかへ 2022

きいろの拡散する眩しさから一転、みぞおちの奥の方に、ギューッと濃縮していくかの様なあかへ。
宇宙から降り注ぐ鉄が、それぞれの芯に、じんわりと流れ込んでいくかのよう。

存分にまみれた
きいろの季節


取り巻く世界が熟していく
高温の鉄のような、柿の熟した赤にドキドキした


『木は盛り上がった大地である』
木というのは地球の小さな象徴‥
Rudolf Steiner

どの葉も、ひとつひとつの造作がとっても個性的なんだ。
けれど、全体としてとっても調和している。
ディテールと全体とが、ピタリと一致して、際立つことのない、完全で完璧な調和が現れる。
その後も遊びは続き、たまたま縦に葉を置いてみると、、、森が現れた!、、、次々と葉を立ててこすり出していくと、、、なんて多様で豊かな森!、、風が吹いてきたよ、、、ピューピュー、、、そんな風に紙一面が埋まっていく。
葉のフォルムが、生命そのもの。動きそのものなんだということを、楽しみながら知る。
封筒に便箋に仕立てて、お友だちや先生に往復書簡。返信はなぜだか、その地の葉っぱのこすり出し(笑)こういう連鎖も大好き🌿

とある日の帰り道

夕焼けに照らされる大きな木の樹形を見ていたこどもが『おおきな、はっぱだねぇ』と。
ミクロコスモスとマクロコスモス、難しく言わなくとも、世界には溢れている真実。
その胸を打つ真実と、ひとつひとつ出会っていく、それが季節を生きるということかもしれない。

手触りのあるぬらし絵で
大事なことを書き留めていく
自分だけのnote


熟した柿で今年も柿酢つくり
 
天の恵みのリースを玄関に
全て土に還るリース

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