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あかに染める dec.2022

それは色
からだの表面から 底にまで沈んでいるもの
それはまた色
人間が素材から取り上げたもの
そして人間が
霊的なものの中に引き入れたもの
Rudolf Steiner

ストーブに火を入れるようになった頃
茜と蘇芳の色を毛糸に移す手仕事
Steinerの言葉がとても響く
三日三晩を経て染めあげた蘇芳の赤と茜の赤
胸の真ん中をつくような圧倒的な力強さ

赤そのものと、きいろに重ねたものと。
いのちが重なっていく


豊かすぎる赤
豊かすぎる赤のグラデーション

染液に毛糸を浸したときの、ドキッとするような赤との出会い。その瞬間のわたしの胸の鼓動、あれは忘れられない。


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