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『洞窟の絵』芸術療法byハウシュカシューレDec.2023


『洞窟の絵』

3つの青と、息子さん達の思春期のお話に、静かに涙溢れる自分がいます。

洞窟の光、ほんとは1ミリでもいいくらいの気分でした。なんなら洞窟で埋まったっていいくらいでした。

うちの長男もまさに15歳で。なんだかんだ私だって自分という人生を一回しか生きてないわけで。私はどう力になれるんだろうと、何を伝えられるんだろうと、日々試行錯誤してきたけど、結局のところ(義務教育最後の年にして)何もできないことを痛いほど知ったというか。

『‥出口を見つけ、自分の足で歩いていく‥』

『‥ひかりのあるところに、歩いていくのはその人‥』

『‥時間も必要‥』

経験からの言葉が、一言一言、突き刺さります。

『‥わたしたちにできることは、受け入れること‥』

無力感に陥ろうと思えば、落ちることができるけれど、洞窟の絵を描いた今、遠くから射し込むひかりが、自分を呼んでるというか。

未来から流れてくる時間を生きたいなと切に願いました。

最後に自身を書き込むと
ひかりへの距離感に胸を打たれた
ひかりを目指しわたしは歩く
そのことだけが、そこにはあった

鬱病のための、精神的に参っている人のための絵でもあります。
とても象徴的な絵‥
出口を見つけ、自分の足で歩いていく。
光のあるところに、歩いていくのはその人自身。わたしたちに出来ることは、受け入れること。時間も必要であること。芸術にはその力があること。
学ぶ中で、わたしの今とも重なり、たくさんの言葉が響いてきます。

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