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【精神病】虚偽性障害・関係性。

20201213

はお。

虚偽性障害もなんだかんだで「パニック」「うつ」、さらには発達障害にも関連しているのではないかと症状などから感じたので、どのようなものか調べてみました。

虚偽性障害(きょぎせいしょうがい、英: Factitious disorder)は、(精神薬の作用だったり、副作用だったり。麻薬と同じようなものです)を持っていたり、利害を得るといった動機がないにもかかわらず、病者を装いたいという動機によって病者を意図的にふるまう精神障害です。

たぶん、みなさんも子供の時、学校に行くときに玄関で急におなか痛いとか、頭痛いとか言った経験ありませんか?  あれのちょーひどいやつです。

DSM-5では身体症状症および関連症群に含まれ、作為症の診断名も併記されています。

患者は、症状のふりや誇張、悪化を訴え病人の役割を引き受けることで満足感を得るようです。徴候、症状は身体的、精神的なものの両方があります。

その最も重症なタイプはミュンヒハウゼン症候群。病人として医師や看護師に大切にされるという、病気利得を得ることが目的になっています。詐病では、裁判・刑罰・徴兵を逃れたり、保険金・金銭などもっと了解可能な利益に関する動機があります。

定義

精神医学的障害の一種。 定義ではね。ほー。

病型

DSM-IVの医学分類では、「心理的症状が優勢な虚偽性障害」「身体的症状が優勢な虚偽性障害」に二分されています。

心理的徴候と症状が優勢なもの

あらゆる同情をひくことができる精神病でおこりうる。
精神疾患を疑わせる症状の意図的産出若しくは偽装をする。

身体的徴候と症状が優勢なもの

腫瘍、なかなか治らない傷、痛み、低血糖、貧血、出血、けいれん、めまい、失神、嘔吐、下痢、原因不明の発熱などの症状を訴える事が多い。
身体的症状が優勢な虚偽性障害の内、特に重症で慢性のものをミュンヒハウゼン症候群と呼ぶ。

心理的・身体的徴候と症状を併せ持つもの

心理的、身体的双方共に症状を訴えるがどちらが優勢か区別できないものである。分類上は、「身体的徴候と症状が優勢なもの」と同じに扱われる。

精神関係の相談に応じた患者の約 1%が、虚偽性障害と診断される。高度医療を要する医療機関における有病率は、更に高くなると言われている。患者の比率は男性より女性が多いが、慢性型のミュンヒハウゼン症候群は、男性に多いと言われている。

詐症の手口

この障害の人は、急性の身体症状を訴え、病院を訪れては応急処置や検査を受けます。病気を装う手口として、最も有名なものには発熱です。
(監視者の目を盗んで体温計を擦り摩擦熱で発熱を訴えるといった方法が使われる)

また、砂糖を尿に混ぜ糖尿病を装う卵白を尿に混ぜて腎臓病を装う、繰り返し同じ箇所を自傷してなかなか治らない傷を作るなど、様々な方法を使って入院しようとします。

心理的症状が優勢なケースの場合、意図的に大雑把や間違った答えを行ったり、精神疾患の症状を意図的に作り出すために、精神に作用する物質・薬などを利用する場合もあります。

病状

世話を受け続けることが人生となっている

この障害の持ち主は、自分の病気の遍歴を劇的に語るのですが、詳細に問われるとその中身が急に曖昧で、一貫性が無くなってしまいます。また、病気に関してきわめて聞き手の興味を持たせる話をすることが多いです。

一般的に医学用語や病院に関する知識が豊富で、これらの用語を駆使して嘘の病状を訴える空想虚言癖を持つ事が多いです。

最初に訴えた症状が陰性だと分かると新たな訴えを始め、虚偽症状を作り出します。また病院によって、症状を否定・虚偽だと通告されると、即座に退院し、別の病院へ放浪したりすることもあります。

この症状をもつ人の根本的な動機は、被虐嗜好や幼児期の満たされなかった愛情を満たすことなので、一般の人が避ける手術などを世話をしてもらえるという理由で、積極的に受けたがるそうです。

しかし・・・

嘘はいつまでも通用せず、矛盾した検査結果などで作為的な身体症状である事が暴露されてしまいます。

多くの場合逃げ出す事で、他の病院で新たな身体症状を作り上げて入院するといったことを繰り返します。

この障害では、本人だけでなく子供などを利用する場合があり、そのときも騙すための手口は同じです。騙すための手段や、不必要な手術を経ることによって、実際に子供がダメージを負う事が多く、死に至る場合もあります。母親と引き離すことによって「病状」は回復することもあり、これは代理ミュンヒハウゼン症候群と呼ばれています。

診断

本当の病気は同時に存在しうる可能性があります
医療を受けてきたことが原因で、本当に病気となっていることも少なくない状態です。

身体症状症では、意識的に症状を装ってはいません。

このように嘘だったり本当になっていたり、判断が難しく、長引けば長引くほど本当の障害になっていく病気です。


悉く書を信ずれば則ち書無きに如かず