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【棘下筋】ただストレッチしてませんか?

グループホームのサビ管が条件合わず、白紙になっててんやわんやしています。

リファラルなども検討して、地元の知り合い当たっていろいろ探しています。

もし、石川県でサビ管の知り合いがいれば教えてください!

よく遭遇する肩関節周囲炎、拘縮肩

拘縮はセラピストにとって切っても切れない間柄にあります。臨床上よく遭遇する肩関節周囲炎に続発する肩関節拘縮はその治療に難渋することは皆さんも経験しますよね?

時間がかかるものだからと漠然と学校で習ったストレッチングを行なっていてももちろんなかなか改善はみられず、最初良好だった患者との関係にも距離感が生まれたり、信頼を落としてしまったりした経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在、肩関節拘縮の治療には、温熱療法を主体とした物理療法に加え、モビライゼーション、ストレッチング、マッサージ等の徒手的治療が行われるのが一般的です。近年では、筋膜調整などによる治療方法も出てきましたが、拘縮肩となると痛みは改善しても拘縮自体はやはり運動療法が必要になってくるのが現状です。

今回は拘縮肩の治療の中で、一定の効果があるアプローチをいくつかご紹介します。

ただ闇雲にストレッチングを行うのではなく、一工夫加えることでより高い治療効果を導いて明日からの治療の役に立てれば幸いです。

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では、早速本題に入りましょう。

肩関節の効果的なストレッチングの方法とは

肩関節周囲炎の診断を受けた患者のうち、肩関節屈曲100度以下の拘縮肩33名を対象に16名をストレッチングを中心とした治療群(C群:control群)、17名を等尺性収縮治療群(I群:isometric群)に分類し、等尺性収縮の有効性について検討した研究があります。

この研究では、ストレッチングの代わりに小円筋、大円筋に等尺性収縮を施行し、治療前と治療後(治療回数5回、10回、20回)でROM測定を行い比較しています。

小円筋は背臥位で肘関節90°屈曲位、肩関節90°屈曲位、約30°内旋位をスタート肢位で肩関節伸展、内転、外旋運動に対して抵抗し、等尺性収縮を行わせます。

大円筋は背臥位で肘関節90°屈曲位、肩関節90°屈曲位、約10°内旋した肢位をスタート肢位で肩関節伸展、内転、内旋運動に対して抵抗し、等尺性収縮を行わせます。

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