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子供たちから学ぶ事

多くの皆様のご協力があり熱海でスクールを立ち上げ早2年。当時靴もボールも持ってなく、ジーパンにスニーカーの子供たちが熱海中学校に数名体験に来てくれたのが昨日のように思えます。

この子たちと出会たことに心から感謝しています。

数名だった子供も徐々に増え、試合の回数も増えたけど勝負の世界。中々勝てず、主催大会でも全敗でダントツ最下位、練習試合では大敗なんて当たり前でした。

しかし2年を振り返ってみて驚くことに気付きました。
彼らから試合前後に一度も弱音を聞いた記憶がないのです。
負けるから嫌だとか、もうやりたくないなどは1度も聞いたことがない。
むしろ余りにも強気だから僕が相手めちゃくちゃつえーぞと脅すくらい。

それは明らかに自分たちよりも経験も技術もはるか上の相手と対戦した大会での事でした。
正直言うと自分はさすがに勝つのは難しいかもと思ってた。
しかし試合開始から一歩も引かない子供たち。体を投げ出しゴールを守り、全員で攻め上がってシュートを放つ。そしてなんと勝利。

試合終了の笛がなって一瞬静まった後、大喜びする子供たち。公式戦でもないただの招待大会でのこの一部始終を見てこれまでの彼らとの記憶が一気にフラッシュバックしました

ありきたりな言い方ですが自分は指導していたんじゃなく、この子たちに教わっていたのだと改めて気付かされました

相手を恐れたり環境なんて気にする必要なく、ただ楽しめばいい。
勝負は強いほうが勝つとは限らないし負けても勝つまで続ければよい。諦めたら負け。
この子たちを見ているとそんな無言のメッセージを毎度貰っている気がする。

そして何度もこの嘘みたいな事をやり遂げる彼らには間違いなくSS伊豆のDNAが受け継がれてると確信してます。

確かに調子に乗りすぎて頻繁に雷を落とすけど、この子達が自分に伝えてくれている事はサッカー選手としてだけでなく人生でとても大切なことだなと改めて。

大人が子供たちに伝えるのも勿論ですがこれからもこの子たちが教えてくれる大切なことをトップやセカンドの大人たちにも蔓延させ、雑草魂全開でSS伊豆は挑戦を楽しんでいこうと思う38歳のサッカー馬鹿でした。

いつも有難う!

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