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医師アルバイトを辞めるのが大変な件【後期研修医向け】

① 結論

前回に引き続き、今回も医師のアルバイトのネタ。
この記事も、後期研修医の後半の年次の医師に向けて書きます。
とくに今回は「アルバイトの無難な辞めかた」について。
あたりまえだが、最低限、社会人としてモラルをもった「辞めかた」をしたいものです。
トラブルは誰にとっても得になりませんのでね。

結論。
「最低3カ月前、(医局に入っていないのなら)半年前に言うのが安全」。

② アルバイト市場の現実

医師のアルバイト市場は常に一定、やや多いくらいの案件が出回っています。
以前にも触れましたが、「後期研修医でアルバイトを欲する」人がいる一方で「中堅になってアルバイトをする必要が減った」人が、調和されています。
毎年毎年、常に一定数の中堅が辞めているということです。
経営者や管理者にとって予想しているとはいえ、アルバイトの人が減ることは痛手なもの。
代わりはいくらでも居りますが、かといってすぐに見つかる保証もないのです。
そうとうな「引き止め」が予想されます。
とくに医局経由ではない場合、後釜が見つかっていない状況で経営者としては「はい、じゃあ辞めて大丈夫ですよ」とはならないものです。

③ ワタクシの状況

ワタクシは医局に入っておりません。
ですので、けっこう辞めるまで時間がかかりました。
いきなり辞めるのもアレかと思ったので、まずは少し時間やコマを減らしてもらおうと思ったのです。
少し時間を減らそうとするだけで、かなり調整に時間がかかってしまいました。
かれこれ、3、4カ月はかかりましたね。
さらに、いざ辞めるまでには、そこから3ヶ月ほどかかったのです。
つまり完全に清算するまでに半年を要したことになります。

④ 先のことは余裕を見ておきましょう

とくに揉めたわけでもないのに、ワタクシはなかなか時間がかかりました。
後期研修が4、5年で終わり、「じゃあ働き方も楽にしたい」って思っても、やっていたアルバイトは簡単には辞められません。
医局経由でないなら尚更。
本当に辞める気なら、「後期研修が終わってから言う」では遅くて、下手したらそこから半年近くかかってしまう懸念があります。
ゆくゆく仕事を減らしたい、とくに常勤先に入るころにはバイトも減らしたいと思っているならば、「後期研修の最終学年の夏場あたりで相談する」のが理想。
ここまで余裕をみて先手を打っておけば常勤先もかなり納得してくれるでしょうし、自分としても安心できます。

⑤ まとめ

早めに言って辞める準備をしよう。

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