見出し画像

パン屋がパンを食べられなくなった本当の理由

私はパンが食べられないパン屋でした

2022年5月に
札幌の雑居ビルの一室で始めたのは
「四季のパン片隅」
という小さなパン屋。

その当時はもちろん
パンを食べることが大好きで
パン屋としてパンを焼けることが
本当に楽しかったです。

それから、一年後。

突然、体調に異変を感じ病院へ。
「小麦を使った食べ物は摂取しないでください。」
と医師から告げられました。

原因はグルテン不耐症(過敏症)

グルテン不耐症(過敏症)は
小麦に含まれるたんぱく質のグルテンを
摂取することにより
腸の粘膜に炎症が起きて体調や気分が悪くなり
あらゆる症状が出ます。

「これは、パンや麺の食べすぎによるものですね」
と言われ医師の指示の元
2週間ほど小麦を食べずに過ごしました
(パンの味見で少量摂取は大丈夫でした)
すると、体調はすぐに回復。

それからしばらく
小麦の摂取は味見のみで
パン屋を続けていましたが

ふと、
自分が食べられないものを
お客さまに販売することへの疑問。
この先パン屋として続けていくことへの不安を感じ
パン屋を終える決断をしました。


パンが食べられなくなった本当の理由

と、ここまでは
お客さまにもお伝えしていたことですが

これには続きがありまして…

私は、高校生の頃にIBS(過敏性腸症候群)
診断され、今でもその症状と付き合い続けています。

その頃から、小麦は私の体質には合っていなくて
パン屋になって小麦の摂取量が増えたことにより
もう限界だよと腸が教えてくれたのだと思います。

自分で自分の身体を悪くしていたということを
パン屋になったことで気が付くことができて
今は良かったと思っています。

そして、パン屋をはじめて一年で
パンが食べられなくなったのは
きっと、
「あなたがやるべきことはパン屋じゃないよ」と
言われているようなそんな気がしたのです。

それがパンを食べられなくなった
本当の意味だったのだと。

卵・乳製品不使用の米粉パウンドケーキ

これから

そんな経緯から
「片隅」
グルテンフリー・アレルギー対応専門店
を始めることにしました。

年齢や性別は問わず
自分と同じように
グルテン不耐症・IBS・食物アレルギーなどで
感じている「食べること」への不安や悩み。
それが少しでも減るように

不安があるなしに関わらず皆さまが
心から安心できる
食生活をおくることができるように

自分の実体験を元に
「食について」子どもも、大人も
皆さまと共に考えていくことを
当店のミッションとします。

まずは4月にお客さまとの交流会を開催予定です
詳細はInstagramの方でお知らせいたします。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?