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マチャカリ・ノーマチ裏話・裏設定③

この記事は片隅ランプ制作のアニメーション作品『マチャカリ・ノーマチ』について書いています。
視聴はこちらから↓


コット

コットは”オー”が自分自身の分身として生み出したモシビトです。
元になったのは子供時代の”オー”でした。
コットは光を手の形に変えられます。これはモシビトの中でもコットと”オー”だけです。

モシビトは移動すると光の跡が残りますが、コットの場合は人の足跡のように小さな光が左右交互にでます。


第5話で地下にいた人型の影ですが、実は第1話で登場していました。
コットが空から降ってきた大きな光を浴びた際に、一瞬だけ2本の脚の影が映っていました。

彼はこの光、”オー”の記憶の光の影響で偶然産まれました。
コットから分離し、モシビトたちが消えている間に暗い地下へと逃げ込みました。
その後コットが落としたリボンが偶然にも風で地下の入り口に飛んできます。
それを見た影は、かつて自分が好きだった女の子からもらったリボンを拾い、自分のなかに取り込みました。

直接”オー”から産み出されたわけではない彼は、”オー”が街やモシビトを消した後も唯一残っていました。

そしてコットを助けた彼は、リボンだけを残して降ってきた光にかき消されていきました。


”オー”

”オー”は元は『オズコット』という名前の男性でした。
戦地で命を落とし故郷に帰れなかった彼の魂が、光となりました。
恋人との思い出の灯台を自分の器とし、そこから少しずつ街やモシビトを作っていきました。

彼が作ったものはすべて消え、コットが記憶から再び街を作りました。
消えたモシビトたちもコットが光を集め語りかけることで再び灯りました。ただ、彼らが果たして以前と同じモシビトなのか。それはわかりません。


以上で裏話・裏設定は終わりにします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。


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