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年をとると心配が増えるもの

地域の清掃奉仕の活動があった。
その時は、婦人会のだったので数人のおばあちゃんたちと一緒に作業した。

もちろん私が一番若い。
私もここにきて、まだ三年ほどなので新参者で分からないことだらけなのだけれど、やっと三年たって少し、警戒が溶けたような気がする。

「歳だから、これから先がどうなるやら。」
とみなさん、掃除しながら話している。

きくと、買い物ができるスーパーまで車で20分ほどのこの地域。
住んでいる人のほとんどが老人なのだけれど、移動スーパーなどもあまり来ない場所だから、もし、病気したり体が動かなくなったら買い物どうなるんだろうか。と想像すると怖いと。

普段からも、気を付けて何かしらの用事ででたら、買い物してしまうと自虐的におっしゃってた。

コープの宅配サービスは契約されているけれど週一。
それと同じ曜日にコープの移動販売がくるそうで、同じ日にきてもねえ。と笑っていらした。
それでも、頼み忘れた、在庫が心細いなどで使うこともあるから、移動販売来てもらうのがなくなったら困るし。で買い物を少しでもしてしまうと。

「心配ばかりしてもなぁと思うけどね」

と笑ってらしたけど、確かに不安だよね。

その方たちの子供、孫とみんな他所にでていってしまっているから、将来ここに帰ってくるかどうか。それも分からない。
血がつながってなくても、支え合えるような仕組みができたらいいのに。

私がどうのこうのって動けるわけではないのだが、なんだか気になった。
若者の地域移住の話もでてきても、1人2人、町から少ない人数が増えるだけでは変わらないだろう。
町から来た若者だと、地域でのしがらみを嫌がる可能性もあるし。

田舎の問題点を改善する気持ちがある人や団体が入ってきたらいいけど。
何か、個人レベルでできることがあれば、お助けしたいとは思う。

今は子育てで日々必至だけど、何時かは自分も老いる。
その時もそうそう遠い話ではないなとおばあちゃんたちの話を聞いて思った。
できること、やっていきたい。

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