PA機材とインピーダンス
アマチュアPAエンジニアの僕がまずつまずいたところ。
「インピーダンス」て何??
ネットで検索したり参考書を読み進めていると、そのそばに必ずと言っていいほど出現する言葉・・・
「ロー出し、ハイ受け」???
何か重要そうではあるが、まぁいいか音が出れば。
と、特に気にすることもなく知り合いに頼まれた現場を幾つかこなしているうちに、おかしな現象に気づきました。
ベースやアコギなどは直接ミキサーに接続せず、DIを経由することはなんとなく知っていたのですが、ある日の現場でDIの数が足らず、アコギをそのまま接続することに。
あれ?アコギの音がなんか小さい
初めはギターか接続しているケーブルのせいだと思い、なんかへんですねぇ、、、ちょっとゲイン上げときますね。とゲインノブを目一杯ひねり(当然歪みまくりの音で)その場は終えました。
その後打ち上げの席で、先輩PAエンジニアの方に「インピーあってなくて音痩せして大変だったね」といわれ、なんすかそれ???と、色々聞きまくったが理解できず、Google先生にお願いして調べてみたところ、ようやくインピーダンスというのが大事だと理解しました。(正確には今もちゃんと理解できているか怪しいのですが。。。)
その過程で僕がたどり着いた最低限の知識は、
PA機材や電気を使う楽器にはインピーダンスというものがあって、それぞれ大きいものと小さいものがあるらしい。
そしてインピーダンスが小さい機材に大きい信号を入れると音が小さくなるというこでした。(実際にはもっと複雑なのですが)
そこでなんとなく自分がよく使う楽器のインピーダンスが、ミキサーに入れていいかどうか調べてみました。*全ておおよその数値です
出力インピーダンス
ダイナミックマイク 150Ω〜600Ω
エレキギター 200kΩ〜500kΩ
アコースティックギター
マグネティック 250kΩ〜800kΩ
ピエゾ 1MΩ〜数MΩ
シンセ 600Ω
DJミキサー 200Ω〜600Ω
DI 600Ω
入力インピーダンス
ミキサー 600Ω
ミキサー(Hi-Z対応) 1MΩ
DI 400MΩ
なるほどそうだったのか。
この数値をなんとなくでも知っていれば、あの時対応できたのになぁ。
そう、出力インピーダンスを入力インピーダンス以下にして(もしくは同じにして)やればよかったのか。
なるほど、ロー出しハイ受けね。
で、結局のところ
かなりざっくりですが、調べてみた結果、気を付けないといけない状況はそんなに多くなく(僕みたいなPAに限ってですが)、これ以降使用するミキサーを選ぶ時にHi-Zに対応しているか確認したり、アーティストがアコギを使いそうな状況の時は、通常のDIとピエゾ用のDIを用意したりしてます。
結局タイトルとは裏腹に、インピーダンスって何かは書かず、すいません。。。
ただ、細かい電気知識をつけるより、起こったトラブルに対してどう対処するかを考え、その知識を積み重ねていく重要性を痛感する日々です。