%アラビカの快進撃は続く?
上海でも多店舗展開されている、%アラビカ。「%」というシンプルなロゴで、しゃれたお店でコーヒーが飲め、上海のみならず中国でも「映える」カフェとして人気急上昇中である。
そんな%アラビカも、浙江省の寧波でもオープンした。オープン当時の雰囲気は、下記の上田さんのNOTEに譲るとする。
一級都市ではなく、なぜ寧波で?と思われる方は、私のNOTEをご参照頂きたい。寧波の購買力はすごいものがある。
そもそも、%アラビカって京都嵐山にあったとこだよな?とHP調べてみたら、ASIAMIXという会社が運営しているコーヒーショップのようだ。
代表者は、京都人ではなく東京出身の東海林克範氏。コーヒーのみならず、印刷会社を経営されている。%アラビカの「経営哲学」のところをみると、かなり濃い人生を過ごされている方のようだ。
中国の店舗は公式HPの情報によると既に50にも上るらしい。中国でのこの手のチェーン店は、代理店に融資が付き、全国的に非常に速いスピードで一斉展開するのが常である。恐らく今後も出店ペースを速めていくことが予想される。
上海で言えば、この手のコーヒーショップはわんさかあり、近年マナーコーヒーの出店ペースはどんどん加速しているし、M STANDというオシャレで美味しいコーヒーが飲めるお店もある上、個人が経営する小さいなコーヒーショップも無数に存在する。もちろん、ラッキンコーヒーやスターバックスも一定の存在感があり、固定の顧客が付いている。(私はラッキン派)
もちろん、コーヒーショップが多いということは競争が熾烈であり、流行り廃りのサイクルも早く、短命で終わるショップも数知れない。
個人的にM STANDの内装は好みだ。
※この辺り吉川氏がきれいにまとめて頂いている。ご参考まで。
では、%アラビカは何故ここまで中国で人気を集めているのだろうか?
・新し物好きの若い中国人を引き寄せるシンプルで人の心を落ち着かせてく れるようなデザイン所謂「映える」スポットである。
・コーヒーに関連する商品しか展開しない(他のチェーン店のような「甘い」商品は売らない)
・徹底した豆・機械選び、こだわりのあるコーヒーを提供(ブレンド豆、単一豆の選択が可能)
・場所選びが独特。日光がより多く入ってくるような場所を選び、窓面積を大きくとっている。
・店員皆コーヒーソムリエ、画一的なサービスを提供せず、顧客志向が強い。
なるほど、どれも重要なポイントかもしれない。画一的なコーヒーチェーン店と比べると、確かに%アラビカは違うなと感じるかもしれない。
ただ、「あたらしもの好き」が多い中国人は、日本人よりも熱しやすく冷めやすい。今後ある程度出店が進むと、いずれ飽和状態となるこのコーヒー市場でどのように勝ち残っていくのかと考えていくと、この%アラビカの経営理念であったり、顧客志向の強さが強みとして発揮され、更なるブランド価値を高めることになるかもしれない。
今後も、%アラビカの発展を見守っていきたい。とりあえず、長寧区にも店舗出してくれ。以上。(虹橋空港T2にはあるけどね)
※私自身、店舗自体シンプルな内装でありながら、それでいて居心地の良さ、コーヒー文化を絶えず追求し、良質のコーヒーを提供しようという姿勢を感じる、%アラビカコーヒーをこれからも支持してきたい。
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別途、上海で私がよく行く(使う)コーヒーショップ、カフェの紹介をする予定です。私の上海グルメシリーズお楽しみに。
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