全てがカオス！
これぞマルチバース！
家族愛！

一言で感想を表現する
と考えた時に思いついた
エブエブの感想です。

アメリカの賞レースで旋風を巻き起こしている映画[Everything Everywhere All at Once]を張り切って公開初日に鑑賞してきました!!

噂では聞いていましたが、初めの一時間くらいは本当にカオスで、マルチバースで色んな世界を行ったり来たり、そして突拍子もない所で凄く下品なジョークも沢山出てきて、私、最後までついていけるかな？と心配にもなりましたが🤣私はなんとかその波から振り落とされずに波に乗る事が出来ました！そしてそのとんでもないカオスの波に上手く乗れないと🌊

本当にこの映画なんなの？怒　

と言う感想を持つ方、沢山いるかもしれません。ただ、よくわからない物をわからなくても受け止めていくと、最後には感動すらしてしまう世界観があります。でもそれは恐らく前半のカオスがあるからの感動なので、是非何も考えないで最後まで見て欲しい映画だなと思います。全てがカオスなお話ですが、それと同時に例えばアジアからの移民一世の方々のリアルな環境などもとても上手く表現なさっていたり、人生のタラレバ、こうだったらどうだったか、など皆一度は考えた事があるような事柄を、マルチバースを使って上手く表現していると感じました。　

そして、マルチバース自体は全く新しい着想ではないけれど、映像や展開を上手く駆使して今まで中々見た事のない流れを作りだしたのかなと個人的には感じましたし、え、もう一回見たい！と私は思いました。

本作で３０年ぶりに表舞台に戻ってきた、キー・ホイ・クァンさん。とても良かったです！グーフィーなパパの役が本当にぴったり！と思ったら、マルチバースで会った彼はかっこよくスーツを着こなしていたり！どのシーンも素敵に演じられていました。この作品で沢山の賞を取っているようなので、ここからまた沢山色々な作品へ出演してくれるのかな？と思うと今からとても楽しみです。

少し前の映画ですが、クレイジー・リッチと言う出演者の大半がアジア人のハリウッド映画がありましたが、全米ではヒットしていたのに、日本では興行成績がイマイチだったりしたので、この映画も出演者のほとんどがアジア人の映画なので、悲しいですがもしかしたらあんまり日本受けは良くないかもなーと少し感じてはいます。ですが映画好きの私としてはユニークで面白かったし、この作品がなぜこんなにも賞レースで評価されているのか映画を見たら理解出来た気がします。

アジア人主演のハリウッド映画があまりヒットしない日本ってやっぱりハリウッドは白人の方が主演なのが当たり前！と言う意識が強いからなのかな？アジア人の容姿のアメリカ人なんて当たり前に沢山いる国なんですけどね、アメリカという国は。まだまだ色んな意識がアップデートされるには時間がかかるのかなー。なんて少しまた考えてしまいます。

何はともあれ、エブエブ！
是非アカデミーでも大旋風を巻き起こして欲しい作品の１つになりました！

映画好きの方は是非、劇場でご覧下さいね📣

With great respects🎬