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とある女王様の戯言。

2024年。辰年。今年は私が歌舞伎町で女王様としてデビューして7年という、私の中ではある種、節目の年になります。アニバーサリーって言うのはなんだかイキっているというかダサいし、「節目」という言葉の方が私にしっくりときます。

そんな年、私はどんなことをしていこうか。去年より時より自分に問いかけていました。もちろん「女王様」という「仕事」は続けます。セッションはもちろん、ショーにメディア出演。今まで通りのお仕事に何かプラスαを加えてもいいのではないだろうか。そのプラスαとは何なのだろう。小難しいことをするのは私に向いていないし、始めた所で面倒になったり息苦しくなって三日坊主、長続きはしないだろう。私が好きなもの。そうだ、私は「表現」というモノ・コトが大好きだ。去年は自らが女王様という職業を選んだきっかけや経緯をエッセイに纏めた「Tokyo Domme Diary (東京女王様日記)」を「Neon Bookclub Zine」に掲載して頂きました。拙いながらにも文章を書くのは小さい頃から好きだったし、高校の頃は日本語の授業(私の通っていた学校では「国語」ではなく、「国語」と同等の授業が「日本語」と「英語」に分けられていた。内容は「国語」と同じだったが、それぞれの言語で行われていた。)小論文を授業中に猛スピードで何本も書き、「走れメロス」を太宰以外の作者の作風に書き変える課題を与えられた時、村上龍と大槻ケンヂ版を書いて先生を呆れさせたのも良い思い出。そうそう、三島風に書いたやつはメロスの筋肉美の描写がくどすぎたな。

そうだ、文章を書こう。
着飾った文章は書けないだろう。
自分が自分のために書いた物事へ対する感想文、或いは備忘録になってしまうかもしれない。
それでもいいじゃないか。
難しく考えることはない。
他の誰も読まないかもしれない。
それだっていい。
まずは筆を持ってみよう。
お気に入りのペンでメモ帳に殴り書きをしたっていい。
ドゥームスクローリングする位ならスマホをタイプライターの代用品にしてやろう。
たまにはデスクに座ってパソコンのWiFiを切断して、思ったことを綴ってみよう。
感じたこと、思ったこと、考えたこと、何でもいいから言葉に変換するんだ。

そんなことで、しばしの間、こんな女王様の戯言にお付き合い下さいませ。

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