加藤晶夫/加藤けんぴ

東京都国分寺市で『加藤けんぴ店』というお店をやっていました。2023年5月14日閉店。…

加藤晶夫/加藤けんぴ

東京都国分寺市で『加藤けんぴ店』というお店をやっていました。2023年5月14日閉店。 今は埼玉県飯能市の『芋はん』にてサツマイモの栽培や芋けんぴの製造をしています。

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  • やりたいことをやったら、こうなった。加藤けんぴ店というお店

    人見知りで、やりたいことがみつからない学生時代を過ごした店主が、おにぎりと芋けんぴのお店を作りました。 『普段の日のなかで、気軽に楽しめるもの』をコンセプトに、そこでやったこと、考えたことを書いてます。 每日がつまらない、と感じてる人に、なにかひっかかるものがあればいいなと思ってます。 お店は2023年5月14日に閉店しましたが、伝えたい言葉があれば、追記していきます。

最近の記事

2023年ふり返り

お店を辞めてからをふり返る2023年は、5月に加藤けんぴ店の閉店という大きな節目が訪れました。 閉店までのことは、このnoteに残してきたので、それ以降の飯能に引っ越してからのふり返りをします。 現実は甘くない…? 嘘みたいにトントン拍子で飯能への移住が決まり、夢と希望に満ちた生活が始まったように思えたけど… ま、そんなに上手くいくわけはないですよね。 初めの話と違うってことや、思うようにいかないことが積み重なっていく…これが自分で決められた経営者と、雇われ従業員の差の

    • 種を蒔く

      お店をやっている時は、「お客さんも来ないし、この店をやってても意味があるんだろうか」なんて思っていたけど、辞めてから「ちゃんと意味があった」と感じる事が多くありました。

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      • 積み重ね

        加藤けんぴ店は、33歳の時に始めたので、7年半経った今は41歳になろうとしています。 年齢の積み重ね。 経験の積み重ね。 始めた頃は右も左もわからないような感じでしたが、お店での経験を重ね、そして多くのお客さまと接したことで、年齢の重ね方に見えてくるものがありました。

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        • 毎日がつまらない君へ

          学生の頃から、自分の考えを整理するためなのか、考えてることをそのまま書き出した日記のようなものを定期的に書いていた。 最初に書いたのが2000年、18歳の頃。 そこに書かれてるのは、大体「やりたいことがない」「毎日が暇でつまらない」「このままじゃダメだ」といった内容だ。 人見知りで友達も少く、学校生活でみんなが楽しそうにしているのに馴染めず、なにも嫌なことが起こらなかったから、まあまあいい日だな、とか書いちゃう日々。 それでも、図書館で興味ありそうな本を借りてみたり、バ

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        • やりたいことをやったら、こうなった。加藤けんぴ店というお店
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        記事

          ストイックコンプレックス

          徹夜への憧れ子供の頃から、休日はダラダラとゲームしてるのが好きだったし、小学校の文集に、好きな言葉は「マイペース」と書くくらいには、自分のペースを乱されるのが嫌いでした。

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          閉店について

          先日、閉店のお知らせとその後の展開をブログやインスタにアップして、「すごいですね」とか「楽しみですね」といった前向きな意見を多くいただきました。 まともなお店なら、お客さんにそういう明るい側面だけを見せてればいいのだろうけど、加藤けんぴ店はちょっと違います。 ここでは、次のステップに進む明るい話じゃなく、閉店を決めた時の、葛藤や考えたことを書いていきたいと思います。

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          あんこの話

          加藤けんぴ店は『おにぎり』と『芋けんぴ』の2つの軸がある。しかし、もうひとつ隠れた軸があって、それが『あんこ』だ。 おはぎはもちろん、いきなり団子、三角どら焼き、あんみつなど。週末のおやつ、季節のおやつとして登場してきた。 和菓子屋さんには及ばないが、かなりの頻度であんこは炊いてきたと思う。

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          芋けんぴの話

          芋けんぴとの出会い 芋けんぴと出会ったのは、デザインの専門学校に通っていた頃。 友達の家で飲み会することになり、おもしろいおつまみはないかとスーパーの棚を見ていた時でした。 それまで食べたことはなかったけど、サツマイモという素材をシンプルに使ったものだし、甘いものでも酒のツマミにできたので手に取りました。 それから芋けんぴ一直線、というわけでもなく、スーパーの棚にはおもしろいものがたくさんあるなと気付き、「丸ぼうろ」「黒糖ドーナツ棒」「せんべい」「ゆべし」「すあま」など、

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          おにぎりの話

          『おにぎり』と、ひとくちにいっても捉え方は人それぞれ。 特別な存在である人もいれば、そうでもない人もいる。 これは、加藤けんぴ店という店で、芋けんぴとおにぎりを売る人の、おにぎりの話です。

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          合う、合わない

          「合う」という言葉の意味には、二つのものが一致するとか、よく調和する、適合するなどがあるが、辞書にはないもっと感覚的な意味があるように思う。

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          当たり前はあるか、ないか。

          当たり前の言葉の意味は、 とあり、当然のようにそこにある(当たり前にある)とされている。

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          無理せず

          僕のモットーは、 無理せず 楽しく 一生懸命 だったりします。 学生の頃考え始めたものだけど、その時はまだ 無理せず 楽しく だけでした。 これは自分に自信がなく、周りと比べて劣等感を抱えて日々を過ごしていたので、なんとか自然体で笑えるようになりたいという願望から生まれたものでした。このくらい自分に優しい目標じゃないと、もっとひねくれてたでしょうね。

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          焼き芋業界の芋けんぴ

          先日、『品川やきいもテラス』に行ってきました。 今までこういうイベントに参加したことはなかったのだけど、昨今の焼き芋ブームや、芋の品種の多様化や受け入れられ方、芋けんぴの扱いなど、たまには違う視点のインプットもいいかなと。

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          消費者という言葉

          「消費者」という言葉、よくよく考えるとちょっと怖いと思った。

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          孤独のグルメから学ぶ

          『孤独のグルメ』好きな人も多いんじゃないかな。 テレビシリーズはもうseason10までやってるし、毎年年末年始はずっと放送されてるし。 主人公である井之頭五郎さんが、腹を空かせて店を探し、食べたいものを食べたいだけ食う。それだけなのになぜかずっと観てしまう。(最近はちょっと食べ過ぎな気もしますが…) なぜ惹きつけられるのか? それはきっと、五郎さんが食を楽しんで、ホントにおいしそうに食べるから、だと思う。

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          小さな楽しみ

          これは今感じる個人的な感覚なんだけど、、 最近の社会情勢、主に値上げラッシュの物価高のせいで、ちょっとした『小さな楽しみ』を我慢してしまってる人が増えてる印象がある。

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