Kato Laundry

帰る場所としての道具たちから勝手に妄想したストーリーや、アートからの一人対話のストーリ…

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帰る場所としての道具たちから勝手に妄想したストーリーや、アートからの一人対話のストーリーを気ままに書き綴っています。アートワークショップ(対話による美術鑑賞) / 牛久つくば市キンコサンチ金継教室 https://dagarossi.base.shop

最近の記事

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以降、こちらのみの更新ととなります。      お好きな方は、ぜひお待ちしてますっ・・・!   

    • 「ソフト美術保険部」がスタートとなります。

      定期的に対話による美術鑑賞の体験会を開催しておりますが、この流れから大人の部活動「ソフト美術保健部」=ソビホブを、スタートすることにしました!   ソフト美術保健部 (ソビホブ) 参加ご希望の方は、まずは体験会にお越しくださいませ。    次回の体験会は、1月26日 20:30〜@永代漆工 麦酒室です! https://peatix.com/event/3456224/   ( peatix サイト)      

      • 世界で一人

        「僕は生まれ育ってから、ずっと一人だ」 「だから、相手というものがよく分からない。」 「自分がどんな風なのかも、比べるということも、分からないという状態も、実は分からない。」 「ほら、まわりに、みんないるじゃない?」 「いや、彼らもまたずっと一人で生まれて一人で生きてきたんだ。」 「だから、お互いに変わらない。会話というものも、話すということも。」 「生きているのか、ということも。」 「いや、僕は一人がいいんだ。」 「だって、それに1番慣れているから。そうして

        • 陽が沈むまで走っていると、違う世界に行けるらしいっぺよ? 

          村人B「きいたっぺ?」 村人A「なにさー?」 村人B「隣村で行方不明になってた文吉からの言葉が御触書に浮き出たっぺよ」 村人A「あの、太っちょが?・・・なんて書いてったっぺか?」 村人B「 "向こうで待ってる" って。」 村人B「"畝を抜けて、こっちの世界へ来い"って。」 村人A「文吉の家の田植え手伝えってかー?いやってんだい。」 村人B「でも、最後に見た姿は何も持たずに手ぶらで出かけたらしいさー。それと、こう書いてあって・・・ "ひたすら走れ!" と。」

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          「ねぇねぇ、そういえば、めっちゃ狙われているけど、大丈夫ー?」

          友達 A「え〜っ、それめっちゃウケるんだけどー!ホント、100%切り干し大根フレイバーのソフトクリームとかありえなくな〜い?」 友達B「それをさぁ、高タンパク質高野豆腐シェイクと一気飲みとかマジありえなくない!?どんだけ筋肉に気つかってんだっていう」 友達A「あははは。・・・ところでさー、さっきから視線感じてるんだけどさ、気のせいかな?」 友達B「それって自意識過剰ってやつじゃないの〜。思・春・期さんっ!」 友達A「えーそう言われると、私だけが自意識過剰みたいで、なん

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          「明日は雪のち月の予報です」

          「昨日のサッカー大変白熱しましたね!また4年後、日本一丸となって応援しましょう!・・・では、続いては明日の天気予報です。」 「明日は、関東地方、近畿地方ともに雪の予報となっています。本降りではなく、小降りとなる予報ですが、雪のあとにこの時期では珍しく月の予報となっています。オオカミの遠吠えなどが各地で多く響き渡るでしょう。覚醒にご注意ください。」 「また、月の予報の後、明後日以降、向こう1週間はゴミの予報が出ておます。私たち人類が犯してきた罪を受ける1週間となる模様です。

          「明日は雪のち月の予報です」

          取材を受けました

          記者「今日は、よろしくお願いしまーす!」 「はいだワンワン!」 記者「・・・では、さっそくですが・・・チャームポイントを教えてください」 「この踏み込む前足、イケてるだろワン!」 「ドラマの撮影に向けて、首エステしたばかりだワン!」 「アー写はいつもこの角度だワン。これにしてから舞台のオファーも多いんだワン。」 「お尻も "プリッ" って感じで、なんでも着こなせるワン!」 「ジムだって週5だワン!」 「俺のことを単勝で賭けてくれてもいいんだワン!うふふふ・・・

          取材を受けました

          【 参加者募集中 】 ギャラリーdeピクニック!対話によるアート鑑賞会 in 清澄白河

          12月10日(土) 11:00 - 12:00、東京の清澄白河にあります現代アートギャラリーHAGIWARA PROJECTSさんにて、対話によるピクニックアート鑑賞会を開催します!( 参加費:1000円 )  音楽やスポーツは日々の生活の中でも身近に感じられるものですが、アートとなると「知識や教養がないと・・・」と少し難しいイメージって、ありませんか?美術館で作品を見ていても分かったような分からないような。ましてやギャラリーなんてなかなか入りづらい・・・。 1人静かに作

          【 参加者募集中 】 ギャラリーdeピクニック!対話によるアート鑑賞会 in 清澄白河

          あの方との面影へ・・・

          1838.4.5. AM 5:10  知らぬ間に手をとってしまうあの人の笛。1年経って吹いてみても、無声映画のように私には何も聞こえない。。。私には、あなたの音は聞こえない。 1923.7.7. PM 0:00   どうしても眠ることができない。また、あの笛をとってしまう。吹いて見ても、何も聞こえないのならばと、吸ってみている。        1989.2.10. AM6:15 外は雪。でも寒いとは感じない。私は、昔と同じように笛を手にとってみる。古い笛なのに埃っぽ

          あの方との面影へ・・・

          全ては朝という夜からはじまる

          < 都会から記憶への質問 >   Q. あの、普段は何をされているんですか? A. 朝を待っています。   Q. 朝がこなった時には、どうされているんですか?     A. 日が出る方向を間違えたと思って、方向を変えてみるんです。 Q. それでも、朝が来なかったらどうするんですか・・・? A. 少し、休みます。 Q. それで? A. 静かに目をつむり、私が夜となります。そうすることで私には分からないところで、朝が来ます。                

          全ては朝という夜からはじまる

          家と貯金と愛と家族

          誰かさんA「お金があるとして・・・」 誰かさんB「じゃぁ、愛はないってこと?」 誰かさんA「まってまって、そうじゃなくて、お金があるとして、そしたら愛があって、貯金もあって、家族ができて、家が建つと思わない?」       誰かさんB「そうかしら?きっと順番的には、愛があって、家族ができて、お金があるとしたら貯金があって家が建つと思うんだけど?」 誰かさんC「いやいや、よく考えてみてよ。家族があるからこそ愛になって、貯金があって初めて、お金を感じるんじゃないの?それで

          家と貯金と愛と家族

          いざ、〇〇○な世界へ!

          「さぁ、いざ行くぞ!」       「ど、どこへ行こうとしているんだ!?」 「そっちに行くのかー!?」 「こ、こっちなのかー!?」 「そうか、こっちかー!!ハイよーシルバー!いざ、俺たちの・・・」   「・・・そうそう、俺たちってこんな実家的なところに良くいるよな。・・・全く、よく分かってるぜ、チャリオットよ。」       ランドリー・・・ どこか懐かしさを感じる、帰る場所としての「 写真 」「 道具たち 」を扱っております。 https://daga

          いざ、〇〇○な世界へ!

          脳の中へと入り込んできたミミズの場合

          彼「すごいよく考えてみてるんだけどさ、なかなか答えが出なくて・・・」 彼女「そんなの、答えなんてすぐに口から出せるじゃない。決まってるんだから。」 彼「いやー・・・それが頭で頑張って考えるんだけど・・なんていうか・・・」 彼女「どうってわけ?」 彼「んー、、なんていうか考えすぎちゃって・・・」 彼女「そんなの、あなたがあなたで考えることでしょ。私はもう私で考えたんだから。」 彼「だって・・・そのー」 彼「あっ、なんかずっと何かについて考えている時の脳って、何かミミズみた

          脳の中へと入り込んできたミミズの場合

          僕も、この街に就職したいなあ

          「すいませーーん」 「あのぉ、きょうから働きたいんですけどー」 「はい、部署はどちらを希望されますか?」 「都市開発部ですうー」 「志望動機を教えてください。」 「はい。」 「最近、木が減ってきていると感じてー、どうしたものかと思っていたら、僕の住んでいた森がまるごとなくなっちゃったんですー。それで帰れなくなってしまってぇ、隣森のくまさんとも話していたんですが、ここは未来のために私たちが譲歩して、都市開発の一端を担うべきだとかんがえたんですぅー」 「わかりました

          僕も、この街に就職したいなあ

          シュッとするんだぞ、シュッと。

          俺「最近、実家の納屋解体で整理してたら、曽祖父の遺言みたいなのがでてきてさ」 友達1「ひいひいお爺ちゃんって、何個上?」 俺「・・・・100くらい?」 友達2「じゃあ、ありがたいお言葉だよね。」 俺「こんな花瓶みたいなのに入っててさ」 友達2「おーなんか、昔っぽいけど、かっこいいね、これ高いんじゃない?」 俺「いや、別に箱にも入ってなかったし、そんな高くないと思うよ。」 友達1「ふーん・・・ってかそんな中に入ってるのが遺言なの?」 俺「ああ。だって紙に "遺言" 三郎 っ

          シュッとするんだぞ、シュッと。

          「実は明後日、この世の終わりなんじゃ」

          東京都写真美術館、通称 TOP ( ! ) で開催されている、「アヴァンガルド勃興 近代日本の前衛写真」展へ行って妄想してまいりました。アバン"ガルド"が、既にアバンギャルドですね。 ナガ「てぇへんだーてぇへんだ!」 カズ「何また騒いでんのよ。」 ナガ「だから、てぇへんだっていいってるじゃねぇか!」 カズ「1ヶ月前はダイダラボッチが来るとか、1週間前は海がなくなる?で、一昨日は妖怪酒かけオカマで、昨日はレディー・ガガが「ジョーカー」続編に出演するなんて、もういい加減ネタがつ

          「実は明後日、この世の終わりなんじゃ」