子供時代の体験はすべての基礎

 子供たちと接していて、時々驚くことがあります。重さのgやKgについて。Kgは体重測定で使うことがあるため、20kgや30kgがどんなものか知っています。gは料理でも手伝わない限り、1kgは1000gだと習っても、1gがどんな程度がわかる子は少ない。また、畑の大きさを計算するという問題を出すと、なかなか答えられない。現実のもの「畑」を抽象化して、長方形にする考え方を習っていないからです。

それでも、目の前に塩があったり、畑があったり、過去にもいろいろ体験していると飲み込みが早く、興味も湧いてくるようで、ちょっと気づきを与えると理解が進みます。体験させることは時に危なかったり、汚かったりしますが、子供時代はしっかり自然にもまれて、たくさん遊ぶことの体験が、知識や知恵の基礎を築くようです。地面から高く離れて住むようになったのは極最近のこと。人間はそんな簡単に進化しませんから、リンクのような傾向が起きても不思議ではありません。

https://president.jp/articles/-/26118

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