人撮り
私は人を撮りはじめるまで
自分のために写真を撮っていた。
ものや風景を
自分が撮りたいように撮っていたのだ。
ところが人を撮ってみると
相手を喜ばせたいと思うようになった。
今まで自分のための写真だったのが
相手のための写真になったのだ。
写真を撮る上で作品を残すのであれば
つまり写真家として撮るのであれば
自分が満足する写真を追求すべきであろう。
職業カメラマンとして
相手のために撮るのであれば
相手が喜ぶ写真を追求すべきだろう。
人撮りをはじめたことによって
私の中で「撮る」という行為の目的が
2つできた。
自分のためか相手のためか。
その発見は大きく
今でも大切にしている考えである。
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