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設計視点でブランディングを考える

ジュークアンリミテッドでは19CLUBとしてブランディングに取り組む企業、人をつなぐ活動をしています。私が前職建設会社時代に自社のブランディングに取り組む中で、自社だけでブランディングを推進しようとしても視野が狭くなり、これで良いのかと迷いが生じてしまうことが多々ありました。なので他社から刺激を受ける環境があるからこそ「ものさし」ができ、自社の立ち位置が分かったり、悩みを相談したりと少しずつでも歩みを止めずにいることができました。そこで「19CLUB」という意識高く学び合える会員制のコミュニティを作りました。各種企画の中で人気があるのは年2〜3回開催されるブランディングツアー。企業や街からブランディングを学ぶ課外授業です。

クライアントの企業訪問+地域の人が集まるスポットを巡りながらインプットとアウトプットをするこの企画。今回は前々からやってみたかった「建築」に特化したツアーを開催しました。建設業にいたこともありそ繋がりから現在会員様には建設会社が数社おります。当社もブランディング×設計として企業理念を空間・建物で表現することをしているので未だ建設業に身を置いています。人が集まる会社づくり、工場づくりに欠かせない「視点」を設計が持つことで日本にもっとオープンカンパニーが増えると考えています。そこで今回のブランディングツアーは日本最大の建築建材展@東京ビッグサイトに。その後建築士の視点で解説する企業ミュージアム、建物巡りを企画しました。

建材、小物、什器とたくさん集まる展示会

いつもは私が音頭をとってツアー中解説するのですが、今回は当社の一級建築士青木による解説をお願いしました。また同行した東京スタッフ李も営業ですが、元々はリフォームの現場を監督していたセールスエンジニア出身。建設業色が強い二人の視点で組み立てをしてもらいました。

最後は東京駅目の前のヤンマー米ギャラリーを視察

コーポレートブランディングの表現の仕方は様々あります。会社概要などの紙類、ウェブ、SNS、ユニフォーム、活動など数あれど、最大効果は「建物と空間」です。ただし…効果が最大なだけコストも最大。改修工事でも数百万。新築になると億の投資です。だからこそ、適切な価格で最大効果のブランディングを発揮する必要があります。世界観を表現する建材は山ほどあります。それらを知っておくのは設計としては必要なこと。加えて、企業理念を伝える仕掛けはクライアントも意識してアンテナを張って欲しいポイントです。なので「設計視点でブランディングを見る」企画をやりました。

今年も建物ブランディング企画は継続していきたいと思います。

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