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1994 私をつくったSMAPのはなし

香取さとり30歳までのカウントダウン
第2夜 1994

2歳の時の話をして、と言われてすぐにすらすら話し出せる人がいても全然構わないのですが、私はそんな人の話をまじめに聞きたいとは思いません。だってそれはたぶん想像の話で、事実とは全く別物だから。

というわけで、今日は私が2歳のころの話というよりは、1994年に世間で何が起きていたかを語る時間にします。

1994年は日本の音楽シーンでSMAPが頭角を現した年です。調べによると、SMAPがこの年リリースしたシングルは、君色思い、Hey Hey おおきに毎度あり、オリジナル スマイル、がんばりましょう、たぶんオーライの5枚。1年にシングル5枚というのが時代を物語っていますよね。もっと言うと、この年SMAPはフルアルバムを2枚出しているらしい。えっと、どゆこと、、、?

SHAKEや青いイナズマほどのインパクトはないかもしれませんが、この年のシングル曲5つはどれもキャッチーで、味わい深いスルメソングばかりですね。

君色思いは中居くんの歌い出しが商品化ギリギリのラインを攻めていて、キムタクのサビの合いの手(?)「Ohh...愛しーてーるぅ」の合いの手がとてもかっこいいことで有名。Hey Hey おおきに毎度ありは、関西人でもなんでもないSMAPによるコテコテの関西弁ラップが聴ける曲で、これがあったから今の関ジャニ∞やジャニーズWESTがあるのかもなぁとオタクの想像力がふいに膨らむ。オリジナル スマイルは「生まれつきの笑顔に戻れ」といっているのですが新生児微笑に感情はないらしいよ、と揚げ足をとるのは野暮なのでやめましょう。世界中が幸せになれ、とも言っていますが、私にはこんな歌詞一生書けないなって思います。がんばりましょうは曲全体のノリがオシャレで自動的に元気出るし、作曲?編曲?した人のセンスがまじでやばいと思います。大サビの直前に「東京タワーで昔みかけたみやげ物に張り付いてた言葉は努力と根性」と入れた作詞家もやばい。普通、大サビの前にみやげ物の話は持ち出さない!たぶんオーライはタイトルからしてゆるいけど、曲も全体を通して肩の力が抜けていて、暑くも寒くもない晴れの日にドライブで聴いたら多分最高なんじゃないでしょうか。

このように1994年の記憶を掘り返そうとするとSMAPの曲しか出てこないのが私の脳みそです。ちなみに、この年福山雅治が出したのが「IT'S ONLY LOVE」。三つ子の魂百までといいますが、確かにこの時代に聞いた曲は一生忘れられないから、親が何を聴いていたかは音楽をやる上ですごく重要なんだなと思いました。

明日は3歳のころの話をします。そろそろ記憶のかけらを手繰り寄せられるかも、、、?ぜひまた見に来てください。よかったらハートマークのポチもお願いします!

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大好きなリンツのチョコレート「マンゴー&クリーム」で明日の元気をチャージします。