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セールスの真髄は信頼関係だと再認識した日

今日、
ひょんなことからセールスを受けた。

そもそも購買意欲が無かったからかもしれないけれど、
その担当者の方がちょっと残念な感じだった。

何が残念だったかと言うと、

・購買意欲が無いことに気づかない

・質問に答えてくれないのに、すぐセールストークにつなげようとする

・メリットばっかりでデメリットの話がない

・段取りが悪い

話し方には嫌味がなかったし、熱心だなぁと微笑ましく思ったけれど、押し出しだけだと、心変わりはしないかなぁ、、、という感じ。


ここまで書いて、大変なことに気がついた。

上に挙げた残念なセールスさんのポイントは、過去の自分の姿と被るところがある。

学生の頃に意中の女性との距離を縮めたくて、
押したり、押したり、さらに押したりしていたことがあったけど、
そりゃ上手くいかないわな。

自分の都合だけじゃなくて、相手の都合を同じように大事にしてくれる人じゃなければ、なびかないよね、と。


自分ごとになったところで、
じゃあどうすれば良かったのか?を考えてみよう。


購買意欲がない に対して

ひと言ふた言、付け加えてあげればいいのかな と。
「購入意欲が今はないことは分かってます。
 ただ、もし買いたいとなったときや、適切な判断をするために必要な情報をお持ちではないかもしれないので、少しだけ説明(セールス)してもいいですか?」

よく営業の研修などで、4つのYESを獲得することで、信頼関係を築きやすくなり、最終的には売上につながるというが、相手の立場に立ちつつ、少しずつ許容範囲を拡げるアプローチが必要なんだろな。


質問に答えてくれない
デメリットを話さない について

私がした質問で、答えてもらえなかった質問の中には、
セールス側にとっては嬉しくない(購買意欲を削ぐ)類の答えが含まれているものがいくつかあった。
また、単純に知識不足と思われるものもあった。

知らなければ、知らないと素直に答えること。
自分にとって不利なものでも、相手にとって必要なものはきちんと伝える(両面提示する)ことで、信頼関係の強化につながる。

特に一期一会なものではなく、中長期的な関係構築のためには、出来る限り誠実な対応の方が、実はリターンが大きくなるというのは有名な話だと。



段取りが悪い について

上述したものと、少し毛色は異なるけれど、
結局のところ、段取りも信頼関係につながるものだと思う。

段取りというのは、
即ち事前にどれだけ丁寧に準備をしたか(≒ 相手のために頑張ったか)だと思う。

話の流れを予想し、
もし〇〇したら、△△するという対応パターンをどれだけ脳内で思い浮かべて、その準備をしておいたか というのが、高いレベルでの段取りの良さにつながる。

今日のセールス担当の方は、
明らかに準備不足で、資料がなかったり、忘れ物に気付いては中座するということがたびたびあった。
そんなだと色々と心配になっちゃうよね。
つまり、安心して信頼できないよね。


そう、
つまりは全ては信頼関係に基づいているのだな と。


積み上げるのには山ほど時間がかかり、
崩れる時は一瞬の 信頼。

これは、時代がDXして、グローバル化しても変わらないものなのだろうな。

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