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Noteがもたらしてくれた3つの展開

僕はアメリカの製薬会社で働いている日本人研究者です。先日、普段の自分の生活からは考えられない貴重な体験をすることができました。noteで僕を見つけてくれたオーストラリア在住のしゅうさんが、同じオーストラリア在住のあきさんとともにやっているラジオ番組シドニープラスに僕を招いてくれて、ラジオトーク体験をさせていただくことができたのです。

昨年2021年8月からアメリカでの転職を機にnoteを始め、僕にとってはそれだけでも自分の体験や考えをいろいろな方に知ってもらう大きな変化で挑戦と思っていました。でも、noteの投稿からラジオトークにつながるとは自分では発想もできなかったことでした。このことで、週に1度程度の記事の投稿ですが、noteは僕に3つの大きな展開をもたらしてくれたことに気づきました。

目標型と展開型

僕が愛聴する本田健さんの人生相談Dear Kenなどで、人は「目標型」と「展開型」に分けられ、目標型は、自分の立てた目標に向かって突き進むタイプ、展開型は、目標はそれほど立てないが、周りの環境に柔軟に対応しながら自分の進む道を見つけていくタイプと話されているのをよく聴きます。

僕は典型的な「目標型」の人間です。自分が立てた目標に向かって突き進むのが好きで、ある目標が達成できると自分の脳内で幸せホルモンのドーパミンがドピュッと放出されて幸福感・達成感を得るように感じます。一見、「展開型」よりも良いように聞こえますが、自分の関心が向いていない部分が全く見えなくなってしまいがちです。

一方、展開型は、目標を立ててそれに向かって突き進むことが苦手なので、自分を成長させることができにくく感じがちです。しかし、周りの環境に柔軟に対応して、さまざまな可能性を考えられるので、自分の頭の中では考えもしなかった自分に合った最高な道が周りの環境の方からやってきて、自分を天職に導いてくれるかもしれません。周りからやってくるチャンスを見逃さない柔軟さ、寛容さがあるのです。

典型的な目標型の僕には、この展開型の柔軟な生き方、考え方が羨ましく、欠落してると思ってます。あえて自ら意識して変化を組み入れないと、小さな殻に閉じこもりがちになってしまうと。

noteがもたらしてくれた3つの展開

noteを始めたことは、普段の自分の関心事だけに収まってしまう目標型の僕にとっては、「展開」を導くために意識して組み入れた変化のひとつでした。そしてnoteを続けることで、noteは、さらに3つの「展開」をもたらしてくれました。

1.つながりの展開

アメリカの製薬会社で働く日本人研究者の体験を書くというとてもマニアックな内容でnoteを始めました。日記代わりに自分の記録として残しておこうと思った程度でした。そして、もし世界に飛び出したいと思っている若い元気な日本の研究者の方が、少しでも参考にしてくれれば、これほど嬉しいことはないと思っていました。なので、読んでくれる方もとても限られているだろうと思いました。でも、実際にはかなりマニアックな内容であっても、とても様々なバックグラウンドの方が僕の記事にスキをつけてくれました。そのスキをつけてくれた方の記事に行くと、バックグラウンドは違っていても、同じような問題に悩み、チャレンジしていたり、同じような関心事を持っているんだと知り、共感できたり、とても新たなつながりを感じることができたのです。

2.メンタルの展開

つながりが展開されていると感じるようになると、自分の思考も展開していけるような気がしました。今回の記事が良い例です。アメリカで働く日本人研究者の体験も楽しく書けますが、今回のように全く自分の仕事とは離れた別の記事も書きたくなってきました。そしてそれがとても楽しくかけるようになったのです。

3.現実の展開

そしてnoteがもたらしてくれた現実の大きな展開がラジオトークです。つながりの展開によって、たまたま僕の記事を読んでくれたオーストラリア在住のしゅうさんが、ラジオ番組シドニープラスに誘ってくれたのです。

典型的な目標型で、自分の関心事以外は見えなくなってしまう僕には、まったく発想もしなかったことでした。noteを週に1度のペースで続けることで、こんな驚きの嬉しい展開があるとは、ビックリです。

しゅうさんとあきさんがやっているシドニープラスでは、日本国内や世界の様々な国で活躍されている日本人の方の生活や考え方が紹介されていて、とても良い刺激を受け、さらにこれら3つの展開を加速してくれそうです。
感謝感謝!



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