katsu@教育者&宗教家

約10年の高校教師を退職し、現在は天理教の教会の後継者として活動中。学習指導、小論文添…

katsu@教育者&宗教家

約10年の高校教師を退職し、現在は天理教の教会の後継者として活動中。学習指導、小論文添削、各種教育相談を細々とやっています。

マガジン

  • 小論文の講座

    小論文に関する内容を発信していきます。書き方のルールから、構成、内容に至るまで、幅広く書こうと思います。基本的に大学受験を想定しています。

  • 道をあゆむ

    ワクワクした毎日を、陽気な毎日にするためのヒントを発信していきます!

最近の記事

  • 固定された記事

はじめに 自己紹介

こんにちは。はじめまして。katsuと申します。 プロフィール 奈良県出身の30代男性。 天理教の教会で生まれ育ちました。宗教2世どころか、宗教5世。 中学高校はバスケに明け暮れ、卒業後1浪を経て、大阪の公立大学へ進学。国語学を専攻しましたが、バイト・サークル・ボランティアに精をだし、ひたすらモラトリアムを満喫。 卒業後は私立高校の国語教師として約10年間勤務。 天理教の教会の会長を継ぐために退職し、今はその準備期間です。 noteを始めた理由 アウトプットする

    • 小論文の講座 第10回 基本構成:PREP法

      前回、構成「双括型」を紹介しましたが、今回はその代表的な書き方の1つとして、「PREP法」を紹介します。 PREP法とはビジネスにおいて、スピーチやプレゼンなどで用いられるフレームワークの一つです。そもそもフレームワークとは、共通して用いることが出来る考え方や分析、問題解決などの枠組みのパターンのことです。ビジネス分野でよく使われますが、どう考えていいかわからない、どう書けばいいかわからない小論文初心者にも有効なものです。 PREPは、「Point(結論)」「Reason

      • 小論文の講座 第9回 序論本論結論

        序論本論結論小論文は型があると述べている参考書の中で最も述べられているのは、「序論本論結論」です。それでは、これらはとはどういうこととされているでしょうか。 序論・・・背景の説明。用語の説明。先行研究。【テーマ】 本論・・・原因・理由の考察。具体例。【論証と肉付け】 結論・・・全体のまとめ。意見の提示。要約。【自分の意見】 基本的な型「結論→本論→結論」という最初と最後に結論がくる型を「双括型」と呼びます。 また、「序論→本論→結論」のように、最後にのみ結論が

        • 道をあゆむ7 好き嫌い

          好き嫌いってありますか?? なぜ嫌いなのですか?? 見た目が無理、食感が無理、味が無理、なんか無理って思って、避けていることが多いでしょう。 一方で、その見た目が良い、食感が最高、味がたまらん、おいしい、と思っている人もいます。 嫌だ、嫌いと思っている人がいる一方で、それが嬉しい、好きな人もいるのです。 これは世の中のあらゆることにも当てはまります。 梅雨に入り、雨が嫌だな〜と思っている人がいる一方で、恵みの雨と思っている人もいます。 Twitterの閲覧制限も

        • 固定された記事

        はじめに 自己紹介

        マガジン

        • 小論文の講座
          11本
        • 道をあゆむ
          7本

        記事

          小論文の講座 第8回 表現④文末表現

          小論文、というよりむしろあらゆる文章を書くときに悩むのが、文末表現です。同じ文末を繰り返さないということですら、書くのに慣れていない人にとっては悩みの種です。小論文では「〜です。」「〜ます。」の敬体では書きませんが、「〜だ。」「〜である。」の常体であれば何でも良い訳でもありません。小論文にふさわしい文末というのがあります。頻出の文末表現を確認していきましょう。 「思う」「考える」自分の考えを述べるときに思いつきやすい表現として、「思う」「考える」があります。特に「思う」は感

          小論文の講座 第8回 表現④文末表現

          道をあゆむ6 知足

          あれも欲しい、これも欲しい、もっと欲しい、もっともっとほしい 我々は生活をする上で欲しいものがたくさんあります。欲しいものを得るために毎日を頑張るのは素敵ですが、欲しいものがすぐに手に入らないからといって、不足の心を持ってしまいがちです。 昔から「腹八分目医者いらず」と言います。とかく暴飲暴食の後は、不快な二日酔いやお腹の患いで後悔します。「過ぎたるは及ばざるがごとし」なのです。 身に付けたり日常生活で使う物も、過分に求めると後で思わぬ苦しみを招きます。芥川龍之介の『杜

          小論文の講座 第7回 表現③程度・量の強調

          様々なものを説明したり、論述したりするのに修飾語が用いられます。そんな修飾語の中でも特に非常に頻繁に用いられるのが、「程度・量の強調」を表現する副詞です。これらは非常に多岐に渡っております。それこそ、日本語のみならず、英語においても「very」「so」「quite」「really」など、たくさんの種類があります。 ただ、日常生活においても多く使われるので、話し言葉を書いてしまうこともよく見られます。SNS上でのコミュニケーションは普段自分が話している発音そのままに打ち込んで

          小論文の講座 第7回 表現③程度・量の強調

          道をあゆむ5 おかげさま

          人を悪く言うときには「〇〇のせい」と言い、人を褒めるときには「〇〇のおかげ」と言います。 誰もが褒められたい願望はあるものです。人に何を言われようが構わないと言ってても、それは批判・悪口に対する態度であって、褒められたくない、褒められても気にしないという訳ではありません。 人の評価・イメージは最終的には直接ふれ合って、会話して、判断するものですが、先入観はどうでしょうか。見た目も大事でしょうが、見た目より先に他人の評価が入ります。相手の評価は、一対一の関係の中で作られるの

          道をあゆむ5 おかげさま

          小論文の講座 第6回 表現②省略

          代表的な省略 前回述べた通り、言葉の省略は小論文ではできません。代表的なものを挙げると、 ・してる している ・見れる 見られる ・携帯  携帯電話 ・部活  部活動 などになります。 ら抜き言葉日本語の誤用としても代表的な「ら抜き言葉」ですが、けっこう「ら」を入れるべきかどうかを判断できない人も多いみたいです。 基本的な判断方法としては、「れ」の前にア段の音(アカサタナ・・・)があるかどうかを見ます。 【例】 食べれる→食べられる この「れ」「られ」は

          小論文の講座 第6回 表現②省略

          小論文の講座 第5回 表現①基本的なルール

          小論文の配点から見る「表現」の重要性 小論文の採点はいくつかに分かれますが、大きく分けて「内容」「構成」「表現」に分けることができます。 その中でも、「表現」というのは、減点式になっていることが多く、間違った言葉遣いをすると、1つにつきマイナス1点といった形となります。 この「1点」が非常に重要で、小論文の配点が少なければ少ないほど、間違えた時のダメージが大きくなってしまいます。 そこで、論文調の書き方をマスターし、無駄な減点を防ぐことが何よりも大切になってきます。

          小論文の講座 第5回 表現①基本的なルール

          道をあゆむ4 心を洗う

          人が出入りするとほこりがたまります。 誰一人として持ち込んだつもりはないのに、自然にほこりはたまってしまうものです。掃除をしてみるとこんなにもあったのかと驚かされますが、掃除をしないでいる時は案外気付きません。 ほこりをためないようにするクリーンルームでは、適度な加圧と空気循環が必要だそうです。高い気圧から低い気圧に空気が流れる性質を利用して、ほこりを外へ流しています。 人間の心はどうでしょうか?? 「きれいな心」「心が汚れている」と言うように、心も部屋と同じです。

          道をあゆむ4 心を洗う

          道をあゆむ3 種をまく

          「種も仕掛けもありません。」と手品師は言いますが、種も仕掛けも手品師は準備しています。 「蒔かぬ種は生えぬ」と言われます。物事の原因のない所に結果はありません。準備や努力を何もせずによい結果が得られるわけがないのです。 種という表現は植物の世界だけでなく、人間の営みにも使われています。 種をまけば、芽が出てきます。ヒマワリの種をまけば、ヒマワリの芽が出てきます。タンポポの種からはタンポポの芽しか出てきません。 種をまいたら、その種通りしか生えません。 悪い結果が出て

          道をあゆむ3 種をまく

          小論文の講座 第4回 原稿用紙の使い方②

          前回に引き続き、原稿用紙の使い方です。今回は主に英数字をしていきます。 英数字のルール ⑥数字は縦書きの場合は漢数字に、横書きの場合は算用数字にする。横書き算用数字は1マスに2字書く。 ⑦英単語や英文は横書きにし、大文字は1マスに1字、小文字は1マスに2字書く。単語の間は半マス空ける。 全角と半角の意識算用数字と小文字のアルファベットは基本的に1マスにつき2文字書きます。ワープロソフトでの全角半角と同じと思ってもらっていいでしょう。ただ、ワープロソ

          小論文の講座 第4回 原稿用紙の使い方②

          小論文の講座 第3回 原稿用紙の使い方①

          受験小論文はほとんどの場合手書きで行われます。そして、縦書きにしろ、横書きにしろ、原稿用紙の使い方に準じた執筆が求められています。 そこで、今日からは小論文に必要なものとして、原稿用紙のルールをしていこうと思います。 基本的なものをおさえながら、ミスしやすいところ、勘違いしやすい点を中心にしていきます。 基本 ①書き出しと段落の始めは、一字下げる。 ②促音(っ)や、拗音(ゃゅょ)は1マスにつき1字書く。 ③読点(、)句点(。)かぎかっこ(「 」)は、1マス使

          小論文の講座 第3回 原稿用紙の使い方①

          道をあゆむ 2 人のため

          人の為と書いていつわりと読むんだねえ この相田みつをの言葉をどう受け取りますか。 人のためにすることもウソなんだ、人のためなんか偽善なんだ、ととる人もいるかもしれないでしょう。 しかし、この言葉を初めて見たとき、私は少し違和感を覚えました。こんな言葉面だけの解釈でいいのだろうか、と。 いつわるの語源 そもそも、「いつわり」ってどういう意味なんでしょう。 「いつわる」の語源はいくつかありますが、その中に「何時張る」という説があります。 「張る」は「現れる」という意

          道をあゆむ 2 人のため

          小論文の講座 第2回 小論文とは何か②

          前回に引き続き、私が考える「小論文とは何か」ということについて話したいと思います。 相手に納得してもらう文章ただ新しいことを述べたとしても「なるほど。その通り!!」とはなりません。論文発表のときやプレゼンのときには質疑応答の時間があります。しかも、小論文では基本的に質疑応答はありません。 つまり、文章の中で「なんで??」という疑問を解消する必要があるのです。 疑問を解消して納得してもらうには、「〜だから」という理由・根拠が必要になってきます。 この理由・根拠ですが、小論

          小論文の講座 第2回 小論文とは何か②