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英語ニュースで読む世界の動向 9:肥満薬の作用

ウゴービという肥満に対するお薬が、今年の夏に心血管疾患(心臓発作、心臓病による脳卒中など)のリスクを20%下げることが話題となりました。

肥満解消で心血管疾患が減少?、と単純に思ってしまうところですが、肥満じゃない人への投与がなかったため、本当の意味でこのお薬と新血管疾患の関係がよくわからないが現状でした。

ちなみにこのウゴービというお薬は、コスト1349ドル、今の為替で20万円程度です。

このくらいの価格帯のお薬ってなんか特に違和感がなくなってきている感じが怖い。

それはさておき、上記の記事は、ニュースリリース時点の過去のお話でしたが、最近、心臓疾患への影響が科学的に確認された模様。

でも、肥満との関係は以前、不明ということらしい。

ウゴービを出しているのはノボノルディクスという製薬会社です。

ほかにもイーライリリーという大手からもゼップバウンドという同様のメカニズムのお薬も承認され、肥満あるいは心疾患の領域は活況のようです。

なぜやせるか。
それは食欲を減衰させて、食べないことで痩せるように調節するようです。健康的に食事制限させることで痩せることを実現させるようですね。

素人的には、肥満はタバコ同様万病のもとなので、これを投与することによって、多くの人が制限すれば全体として健康増進につながり、医療コストも下がるし、食品ロスにも貢献するのでは?と期待感をもっていますが、はたして。

それから、これを打たなければ食べてしまうものなのか、どれくらいウチ続けないといけないのか。
私の理解している範囲では、量を調整しながら週1回投与を継続して行くようで、リバウンドのようなことにならないのかしら?と思ったり。
もう少し調べてみる必要がありそうです。

大規模で、かつ、長期間の治験に裏付けられていますが、個別の事例をもう少し精査したいなぁと思います。

ちょっと専門的すぎな内容なので、今日はここまでにしておいて、以下は肥満薬についてちょっとフォローアップです。参考までに。

なお、今回のお話は、製薬企業が大規模な治験を実施した結果、肥満薬と規制当局に承認されてお薬に関するお話です。

ちまたに広がる怪しげなものとは次元の異ものです。念の為。

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