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とことんマイブームを突き進める

「こんなんやっててええのかしら??」

かつてワーカホリックだった私は休日に趣味や遊びの時間を持ったり、自分のことに熱中することに対し、何か不謹慎な思いを感じたりしていました。

でも今はそんな時間がとても大切に思いますし、それが思いもよらない仕事にもつながるかもしれないと感じています。

好きを突き詰めたマイブーム

本書のエピソードはほぼすべて、著者が極めて個人的に好きになって熱中しているもののお話です。そして、好きになれば効率とタイパお構いなしで、トリビアなアイテムや情報を取りにかけまわり、とことん突き詰められておられます。

マーケット調査に基づくトレンド作りではなく、好きなものを突き詰めるために超個人的、主観的な努力をおしまない感じです(努力というか没入?)。。。でも、読めば読むほど、この子供っぽさに私は熱くなってくるものを感じます。そしてその結果、ゆるキャラなどいまや産業と言えるものを確立されておられるのです。

ベースにあるのが「よくわからないものに対してつまらないと評価するところを全肯定していく、普通な自分を否定する」という考えで、この考えのもと好奇心をわかせて、次なるブームにアンテナをたてているようです。この点は昨日の投稿にもある、「わかったをやめてみる」、に近い考え方に感じます。


自分が本気で好きかを測る指標

でもなんでもかんでも訳わからないものをピックアップしているわけではありません。著者の本気で好きかを測る指標は「あったら絶対買うかどうか」。

これいい指標だなぁと思います。たしかに、そこまでのものであれば好きと言えそうだし、本気度が割と高めかもと思えます。

私も街にでて、時々かわいいアイテムやおもしろいモノやコトを見つけた時、ふと、これ趣味にできたらいいなぁとおもったりすることがあります。しかし、おもしろいからと言ってすぐ趣味していては処理しきれませんし、そもそも自分の好きの本気度はどの程度なんだろうと思ったりすることがありました。そんなとき、「買うまでか?」「今後も買い集めるか?」など考えてみるのはいいかしれません。

大切なこと=継続すること

著者はすごくたくさんのブームをしかけているように見えるのですが、ときには全然ブームにならず、ひとしきり20年追いかけ続けたところで、ようやく花開いたこともあったようです。
結果は気にせず、ずっと追い続けると時代はついてくる??


最後に、本書からの学びは、ブームや仕事をつくるという大きな話でなくても、普段の仕事にも使えると思います。例えばつまらない仕事があったとき、思いきって「面白いと思わない自分」を否定してみると面白いところが見えてくるのかもしれません。

ちなみに、私のマイブームはこの読書noteです。コスパもタイパも悪いけど、やみつきです笑。継続できるだけしたいと思います。

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