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【月刊】陸上競技のトレーニングを考える!

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『陸上競技マガジン』『月刊 陸上競技』その他書籍から面白いと思った内容を共有させていただきます!
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記事一覧

長距離ランナーのフィジカルトレーニング

今回も『アスリートのための筋力トレーニングバイブル』からのまとめです。 レースペースの向上には? 最大酸素摂取量と持続可能な最大酸素摂取量を向上させる。 →後者を向上させるには乳酸性作業閾値(LT)を向上させると良い! この両者が向上すると、ランニング中の酸素摂取量が高まり、高いレベルでのATP再合成が持続する。するとレースペースも良い方向に変わっていくそうだ。 ランニングエコノミーについて ランニングする時のフォームが重要らしい。 つま先着地をすることで、着地の

スプリンターのフィジカルトレーニング

今回は『アスリートのための筋力トレーニングバイブル』に掲載の、「スプリンターのフィジカルトレーニング」のまとめです。 まず結論から言うと…速く走れるようになるには、 ①筋肉を鍛える ②バネを鍛える ③走スキルを磨く ことが重要になる。 分習法で考えると、 ・股関節を振り回す筋力が不足している→股関節屈伸筋のトレーニングを行う ・瞬間的に地面を蹴るためのバネが弱い→マーカージャンプなどでバネを鍛える ・脚が後方に流れてしまう→牽引走を行う 具体的な内容を記述していく。

陸上競技コーチたちにとって重要な学びの経験とは?

『月刊陸上競技』のAthletics Science Report 第10回より。 今回は、2017年のインターハイ会場にて実施されたアンケート調査において、帯同コーチたちの学びの経験について、重要度の値が高かった順に紹介された記事のアウトプットです。 Ⅰ.他のコーチとの意見交換 意見交換を通じて、指導のアイデアに対しての助言を得たり、効果的な指導の実践例を学んだりするとされています(1)。  また、多くのコーチがひとりで自校・クラブを指導している中で、他のコーチとの繋が

子どもの短距離走指導における注意点

〜『月刊陸上競技』のAthletics Science Report第3回より〜 短距離走能力の発達は加齢に伴い直線的か?疾走速度はPHV年齢の手前までは加齢に伴い発達し、PHV年齢付近で一時停滞もしくは低下する、そしてPHV年齢より後に加齢に伴って再び発達する。 PHV(Peak Height Velocity)年齢とは? →身長が急激に伸びる身長スパートが起こる時期のこと。 PHV年齢予測 ①Boys  =-9.236+0.0002708(leg length ×

短距離走で使われるエネルギーとそれに効果的なトレーニング

運動強度・運動時間・エネルギー代謝短距離走は無酸素運動と思われがちだが、100mでも20%程度が有酸素性エネルギーで賄われている[1]。 400mでは、後半局面になるほど有酸素性エネルギー比率が高くなる[1]。 スピードが速いほど無酸素運動なのではない。 運動強度60%の時と100%の時では、有酸素性エネルギー比率は約20%と大きな違いはみられなかったのだ[1]。 有酸素性エネルギーの比率を高める要因は運動時間である。 運動強度100%の時では、60秒間運動行うと有