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2/22マレーシア ジョホールバル 住宅街の夜

シンガポールに近いジョホールバルでの宿は住宅街に建つゲストハウス。
「4泊ね。シンガポールにも行くの?」
「どうだろう、わからない。」
「だってここは小さい町で何もないよ。」
「友達に会うんだ。」
「そういうことね。わかった。」

2/19

宿の一階はカレー屋になっていて、提携しているのか朝食はそこで無料で食べれるようになっていた。
トーストかロティ(ナンのようなもの)を選べるので今日はトーストにしてみる。サンドされたトーストの中にはたっぷりのシュガーマーガリンのようなものが入っていていささか甘すぎた朝食となった。

クアラルンプールには市内を循環する無料のバスが4路線走っている。
そのひとつのグリーンラインに乗ってツインタワーに行こうと思って宿のスタッフに近くの停留所を尋ねた。
「マクドナルドの近くにあるけど、歩いても20分くらいだから歩いたら?バスは渋滞はまる事も多いし。」
「それくらいなら歩くよ。ありがとう。」

歩いてツインタワー近くの公園へ行き、写真を撮った。
マレーシアのシンボルとしてクアラルンプールに来たらせめて訪れたかった。
ツインタワーの周りにも背の高いビル達が聳え立っていたので、インパクトという点では多少薄かったような気がした。

そして帰り道にスペシャルマッサージを受けることとなる。(前回記事参照)


2/20

今朝はロティを選択してみる。
カレーと共に2枚のロティが運ばれてきて、インド人さながら手でちぎって食べた。少し粉っぽいカレーは辛くもなく美味しかった。

二度寝を取ったあと、クアラルンプールセントラル駅に行く。
電車でおよそ30分かけてバトゥ洞窟へと向かうために。
事前情報としてネットで時刻表を調べてはいたが駅までの道は混雑していて丁度いい時間には到着できなかった。
100円もしない値段で切符を買い(厳密にはトークンだが)、プラットフォームへと降りる。
すると3分もしないうちに電車がやってきた。時刻表はまったくあてにならなかった。

洞窟の最寄り駅から歩くこと5分、ヒンドゥー教の大仏が出迎えてくれた。
その横には色鮮やかな272段の階段。
水を購入し息を切らしながら急な階段を上る。

階段を上り終えて洞窟へ入ると中は驚くほど広かった。
しかしただそれだけという感想しか出てこない。
別にヒンドゥー教徒でもなし洞窟マニアでもなし。
ただそれだけだ。


2/21

バンコクでもあったように、ここマレーシアの国立博物館でも無料の日本語ガイドがいるようだ。
10時前に集合し、俺と40歳くらいの男性と20歳くらいの女性とそのお母さんが一人のガイドさんとともに回ることになった。

バンコクよりも国の歴史についてよく教えてくれた印象があり、興味深かった。
ゴムの生産に当時イギリス領だったインドの南部からの奴隷たちがマレーシアへと送られたようで、ここマレーシアのインド料理は南部のものらしい。

中国からの移民はすずの生産のために来たものが多いようだ。
ていうかすずってなによく聞くけど。

ガイドの女性は30歳くらいの若い方で、最初の挨拶の際に
「やっと研修が最近終わりまして今回〇度目です。頑張ります。」
と言っていた。無料のボランティアなのに責任感を押し付けられているようで可哀想に思えた。

帰りは1時間ほど歩いて宿へ戻り、病的なほどの日差しから逃れるため午後は冷房の効きすぎた部屋で読書をしていた。


2/22

10時前にはチェックアウトを済まし、バスターミナルへとまたGrabで向かう。
ネットで事前予約していたので確認メールをカウンターに見せるとあっという間にチケットを出してくれた。

満席には程遠い乗車率でバスは10分遅れて出発した。今回のバスの冷房は丁度いい塩梅に抑えられていて、一応準備しておいたユニクロのウルトラライトダウンはどこか寂しそうに見えた。
途中一回のトイレ休憩を挿み無事にジョホールバルへ到着した。
ペナンからのバスもそうだったが、トイレ休憩のあと運転手は乗客の確認をしない。これに関してはするべきだと確信している。ただ確認するだけなのだから。いなかったら待てばいいだけなのだから。

4泊する宿は住宅街のなかにひっそりと佇むゲストハウス。
予約のミスで今日だけシングルルームで明日から3泊はドミトリーとなる。
旅人たちもうるさく騒がない。アジア人が多い。人種なのだろう、やはり。


熱すぎた都会を離れ
涼しげな田舎の宿のシングルベッド

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