日本

日本を旅するのが好きになったのはここ最近で(湯布院や上高地に行ったからかもしれない)、日本には意外と素敵なところがあるんだなぁって。
食べ物もおいしい(日本人なので舌に合うだけかもしれませんが)し、霊山の深さ、原生林の健やかなエネルギー、温泉。
行ったことないけど、沖縄や鹿児島のほうの離島なんかはきっと綺麗なんだろな。あ!北海道ももっと探検してみたい。

20代前半はとにかく海外のほうが気になって、あんまり国内を旅して歩くなんてイメージはなかったけれど、今はある。
素敵な焼き物にももっと沢山出会いたいし、ローカルエリアの秀逸なお店や、作家さんにもまだまだ出会いたい。

まだまだ日本の素敵を見てみたい気がするんだよなぁ。

僕はファッションでも、結局はドメスティックブランドを着る。(ポリシーじゃないです。結果そういうことが多いのです。)
同じ日本人が作ったものがしっくりきてしまう。きっとそれは、体格も風土も文化も経験もあらゆることが投入されてモノづくりが行われるからで。
結局ぼくは日本人なんだなと認めざるを得ない。
フランス的な美的センスの良さとか、英国的なトラディショナル感とか、アイビーリーグのファッションだって。
好きだけど、単純にそれはフィットしてこない部分がある。

やたらとアメカジが似合う友人については前世がアメリカ人だったに違いないと思っている。

あぁそうそう考え方って部分でもね。
「目標や夢を持ちなさい」という信念がすっごくいろんなところにあるでしょう?そんで、その夢や目標を決めたら、そこから逆算して今やることまでブレイクダウンすれば、後は一歩ずつ進むだけだって。因果律を一歩ずつ辿る直線的な思考。
東洋の考え方は循環や円やダイナミズムという感じがあって、直線や絶対性とは異なるよね。
なので、もう少しあわいのあるの生存戦略や豊かさみたいなことがあるんじゃないのかなとも思うんです。夢や目標が不必要とかそういう話ではなくてね、歩みの進め方として、そんなに定規で引いたみたいに直線的になんか生きれなくないですか。まっすぐに線を引いて、そこからはみ出てしまった場合に自分を責めたりするくらいならもっとゆるやかなまあぁるい達成を描けないもんだろうか。

個人的にはどちらの戦略もケースバイケースで使えたらいいな。直線も円も。魔法陣を書くように。

直線的な因果でのみ捉えていたものを、円環や螺旋、ダイナミックに捉えてみる。現実に別のフレームワークをあててみる。おすすめ。

ん~なんかカタイこと書いちゃったな。まぁそんな日もあるんす。


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