言葉によって育まれる。

落語を聴くようになったのは、大学生の頃で、
当時尊敬していたおとな数名が口々に
「落語はいい」と語っていたからで。

未だに「何がいいの?」と言われてもはっきり言えないし、
自分でもなんで繰り返し聴いているのかわからない。
志の輔師匠の『みどりの窓口』なんて何回聴いたかわからない。
少しの移動時間に「あ、これ聴くか」という風に再生してしまうのだ。
まくらの結婚式のスピーチの話がまたおもしろいんだ。


日本語圏で育った人は、日本語圏的な感性を育んでしまう気がする。
日本語の音やリズム、表現。
海を見た瞬間に、「うみ」だ。と思うか、
「Sea!」って思うかってずいぶん違うような気がするってはなしなんだけど。。これは伝わるのだろうか。。海を見て「うみだぁあ~」って裸足で駆け出す胸わくと、oh!sea!な感じはずいぶん違う。

そこに日本語的な世界観と行動が出てきてしまうというか。
心境さえも日本語的なものになっている気がして。

小難しい話をしてしまっているような気がするので、短めに。

落語って日本語だからできる。
つまり、そこに日本的なものが詰まっているみたいに言ってもいいというか。
つくづく、人はことばの影響を受けているなぁと思うわけです。

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