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城南宮のしだれ梅

城南宮に行ってきました。
この時期の城南宮、人々を魅了するのは何と言ってもしだれ梅。訪れるのは2年ぶりです。社殿の西側には約150本ものしだれ梅があり、小雨が降る中でしたが十分堪能することができました。

城南宮へのアクセス

京都市伏見区にある城南宮。少々交通の便が悪いです。鉄道の最寄駅は近鉄京都線竹田駅です。竹田駅から南西に約2キロ、徒歩でおおよそ20分程度の所にあります。竹田駅や京阪本線中書島駅からバスで近くまで行けるみたいですが、バスの本数は1時間に数本しかなく、歩くのが苦痛でなければ竹田駅から向かう方がいいかもしれません。

しだれ梅を見ることができるのは本殿横の神苑。楽水苑とも言います。赤い鳥居をくぐると神苑への案内板がすぐ見えます。拝観料は大人一人1000円と割と高め。

しだれ梅と椿

実はこの時期、しだれ梅だけでなく椿も楽しむことができます。しだれ梅を前景にし、散り落ちた椿を背景にぼかして置いてみました。


楽水苑の中でもしだれ梅を楽しめるエリアは「春の山」と言われます。小高い丘になっているところには枝垂れ梅が、そしてその丘の下にはこのように清流が流れています。


春の山の風景。いつもならこのしだれ梅にたくさんのウメジロウがやってきます。ウメジロウというのは梅の木の周りを飛び回るメジロのこと。今回は小雨模様だったこともありメジロはあまり飛んでおらず、大砲のような超望遠レンズを持った人の姿も少なかったで。


ポツンと一つだけ落ちた椿の花。椿は平安時代の貴族の間では「高貴な花」ともてはやされていたようですが、江戸時代になると首からポトリと落ちる花なので「縁起の悪い花」とされたようです。


城南宮と言えばこの風景。背景にしだれ梅、前景の芝生の上には椿の花が散りばめられています。こんなに都合よくお花が落ちるものなのか、昔から不思議に思っていましたが、どうやら人の手によって置かれたようです。


城南宮花の山のハイライトをもう一枚。人気スポットだからか、常に人集りができています。平日だったからまだ良かったものの、土日祝だとこの場所は一体どうなっているのでしょうね。


純白の椿。椿は本当に数が多い。そして名前もとてもおしゃれ。名前は失念しましたが、すごくお洒落な名前だったはず。


こういった変わり種の椿も咲いています。しだれ梅が咲き誇っているエリアを少し抜けると、色々な椿を楽しむことができます。この時見頃だったのが早咲きの品種だったようです。遅咲きまで含むと、椿は3月いっぱいぐらいまで楽しむことができます。


曲水の宴で有名な平安の庭。そこに咲いていたしだれ梅を撮ってみました。密集しているのが春の山で、深淵の至る所でしだれ梅を楽しむことができます。平安の庭を出て道向こうにある室町の庭、桃山の庭、そして城南離宮の庭は訪れた時期は非公開となっていました。


もう一度本殿前に戻ってきました。赤鳥居をくぐったすぐ右側にも写真のように見事なしだれ梅があります。


生憎の雨空でしたが、十分しだれ梅を楽しむことができました。見頃ですが年によって全然違うので(数年前は3月に入ってからが見頃でした)、城南宮ホームページで確認できる開花情報を見て訪問することをお勧めします。椿がいつ見頃なのかはわからない・・・。

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