見出し画像

みんなのひな祭り in 綾部

高野山真言宗 東林院

京都府綾部市にある高野山真言宗東林院。某SNSでものすごく豪華な雛壇の写真を見かけたので行ってみることに。大阪から片道約3時間半のちょっとした小旅行でした。

「みんなのひな祭り in 綾部」は今年で第8回目の開催。結構前からやってるんですね。この東光院ですが、梅雨の季節には紫陽花の名所として、夏には風鈴まつりが催され、多くの人たちで賑わうそうです。

東林院へのアクセスですが、京都駅から山陰本線で綾部駅まで向かいます。綾部駅までは福知山は城崎温泉方面へ行く特急列車で行くこともできますが、今回は低予算の旅のため各駅停車での移動。京都発の山陰本線を走る在来線は全て園部駅止まりで複線区間。園部駅から先は単線になります。

綾部駅から東林院までは徒歩移動。片道3キロ弱。30分程で到着しました。歩くのが大変な人は、駅前(南口)から地域コミュニティーバスを使うこともできます。

みんなのひな祭り in 綾部


圧巻のひな壇。お寺の規模自体は小さなもので、入口を進むとすぐにこのもの凄いひな壇が視界に入ってきます。他にも色々な素晴らしいひな壇を楽しむことができます。


同じく正面から。このもの凄い数のひな壇、積み上げるとなると相当大変そう。去年訪れた大和郡山市で見た、旧家の階段をひな壇にしたそれよりも規模は上かもしれません。


ひな壇の横にあるお部屋も趣向が凝らされています。お雛様達を使って源氏物語の舞台を再現したジオラマを楽しむことができます。テーブルリフレクションを撮ってみました。風鈴まつりの時にもこれと同じようなものを撮ったかも。


御簾越しに見えるお姫様かな。ちょうど今、NHK大河ドラマで源氏物語の世界を描いたドラマが話題ですが、このお姫様は吉高由里子さんが演じる紫式部といったところでしょうか。


御簾越しに見える女性に謁見する男性。これは光源氏かな。お屋敷の佇まいが日本のそれというよりも、浦島太郎物語に出てくる竜宮城みたい。


平安時代の女性は、家族以外の者に顔を見せない・声を聞かせない、立たない・歩かないことが嗜みであったというのを見たことがありますが、写真のように男性が女性に対面で酌をするということって実際にあったのでしょうか。


源氏物語の世界を再現したジオラマ全景。黒いカーテンでお部屋を閉め切り、昼間でも薄暗い幻想的な雰囲気を作り出しています。先ほども書きましたが、向かって右手の建物がやはり気になります。和風じゃない。


このカラフルな提灯達もこのお部屋が完全な和風なものに仕立てていない要因なのかもしれません。こういうのって台湾で見たことがあるかも。まぁ、綺麗からいいですが。


小さな人形達。人形達ももちろん素敵なのですが、その後ろにあるカラスの襖絵が印象的。


お人形さん達の集合住宅ですね。一つ一つ、仕切られたお部屋の中にお人形さんが一体ずつきちんと収められているのは斬新で目を惹きました。


お外にも素敵なお雛様達がたくさんいました。撮り方が難しかったですが、衣装や造形からしてかなり古いお雛様っぽいですね。


屋外のお雛様、雨が降ってきたらどうするんでしょう。この時はまだ降っていませんでしたが、天気予報は雨予報でした。お外のひな壇も飾り付けがとても素敵。


山門にもお雛様軍団が。どうやらこの時期は境内全体がお雛様モードみたいです。音割れしていましたが、境内に設置されているスピーカーからもひな祭りソングが流れていました。しかしながら、半ば雑音と化していましたが・・・。

帰りは小雨がパラつく前に駅まで辿り着く事ができました。それにしても綾部はやはり遠い。遠いとは言え、特急を使ってまで移動する所でもない。在来線でも園部駅までは十分座る事が出来るし、どの車両も転換クロスシートで旅感覚を十分味わう事ができる。今年、紫陽花の季節と風鈴の季節にも訪問してみよう。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?